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車の傷は買取額に影響する?減額費用と査定額を上げる3つのコツをご紹介

傷がある車を買取査定に出す場合の減額目安を5つご紹介

「傷がある車って買い取ってもらえるの?」
「どのくらい減額されるんだろう…」

車を買取に出す際に、傷やへこみがあると値段をつけてもらえないのではないかと不安になりますよね。

確かに、車体に傷やへこみがある車を中古車査定に出す場合、傷の大きさや損傷部位ごとに買取金額が下がります

とは言え、相見積もりを取ったり売却時期を工夫したりすれば、買取金額を上げられる可能性があります。

当記事では、傷の大きさや部位ごとの減額度合い傷がある車を高く買い取ってもらうためのポイントを解説します。

車の売却を検討されている方は、是非参考にしてください。

小池 一敏

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。 ...続きを読む

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目次

傷やへこみがある車の減額目安4選

中古車査定では、年式と車種が同じ標準状態の車と比較して加点・減点を項目ごとに評価します。(参考:日本自動車査定協会

走行状態や部品の消耗度だけでなく、外内装の傷や汚れも査定項目であるため、傷やへこみがある車は買取金額に影響します

減額度合に関しては、下記の通り傷の状態や部位によって異なります。

では、それぞれのパターンの具体的な値段について解説していきます。

なお、査定に関して詳しく知りたい方はこちら「修復歴あり!査定額はどれくらい下がる?高額査定を狙うコツも伝授!」をご確認ください。

塗装剥げがなく浅い傷|殆ど影響なし

走行時に「石や砂利がぶつかってできたような浅い傷」の場合は、買取価格に影響を与えないケースがほとんどです。

走行の影響でできる傷は注意しても避けられるものではなく、ある程度はついていて当然という認識で評価します。

また、塗装剥げがない浅い傷は業者の方で簡単に修理を行えます。

判断の目安としては、下図のように爪を当てても引っかからない程度の深さの傷」です。

車の浅い傷の画像です。

ただし、傷が広範囲にわたっている場合や数が多い場合は、買取価格が下がるケースもあります。

再塗装が必要な傷|1~3万円減額

軽く引っ掻くと爪に引っかかるような深さを持つ傷は、買取金額が1万円以上減額されます。

理由としては、傷を修復後再塗装が必要になるためです。

傷の大きさ 減額費用
1cm未満 影響しない
1~9cm 1万円程度減額
9~30cm 2万円程度減額
30cm以上 3万円程度減額

※具体的な値段は業者によっても異なるため、あくまでも目安としてお考えください。

まず、傷の幅が1cm未満の非常に小さな傷であれば、影響しないケースがほとんどです。

1〜9cmほどの傷の場合は、1万円程度減額されます。目安としては名刺やカード類の横の長さです。

9〜30cmほどの大きさの傷は2万円程度減額されます。目安としてはA4用紙の縦の長さです。

30cmより大きい傷の場合は、3万円程度減額にされます。

なお、再塗装を必要とする傷が複数ある場合や錆・腐食を伴う傷は、上記で上げた金額よりもさらに減額される可能性がありますので注意が必要です。

特に錆がある車は、大幅減額の要因です。

理由としては、錆や腐食は外装だけでなく内部まで傷みが発生しており、車の安全性や走行性能の低下が危惧されるためです。

へこみを伴う傷|1~5万円減額

へこみを伴う傷ができてしまった場合、5万円前後の減額が発生します。

車は鉄でできているので、へこみをもとの状態に戻すには板金と呼ばれる作業を行ったうえで、再塗装を実施する必要があります。

修理に時間と手間がかかり、再販できる時には市場価値が下落している可能性が高いので、塗装のみの傷よりも査定額が下がります。

大きさ 減額費用
1~9cm 1万円程度減額
9~30cm 3万円程度減額
30cm以上 5万円~10万円程度減額
走行不可能 買取金額0円

※具体的な値段は業者によっても異なるため、あくまでも目安としてお考えください。

へこんでいる箇所の大きさが1〜9cmの場合は、1万円程度減額されます。目安としては名刺やカード類の横の長さです。

へこんでいる箇所の大きさが9〜30cmの場合は、3万円程度減額されます。目安としてはA4用紙の縦の長さです。

へこんでいる箇所の大きさが30cmを超える場合は、5万〜10万円前後の減額になります。

なお、事故や自然災害などが原因で自走ができないほど大きなへこみを負った車は、買取金額がつかないことがほとんどです。

減額度合いが大きい車は、後ほどお伝えする専門の買取業者でも見積もりを取ることをおすすめいたします。

骨格部位の損傷履歴あり|大幅に減額

骨格に関わるパーツを損傷している車や修理したことがある車は、走行に支障をきたす可能性が高いため、傷やへこみよりも大きく減額されます

具体的には、下図の色が付いている部分です。

車のパーツの名称を記載した見取り図です。

なお、よく間違われますがバンパーやドア、ミラーの故障は修復歴には該当いたしません。

骨格に関わるパーツを損傷した車は、中古車市場では「修復歴車」と呼ばれ、修復歴がない車の1.5〜2割ほど減額されます。

そのうえで、年式や走行距離、内外装の傷や汚れなどの項目で加減点を行うため、中古車買取業者に依頼しても買取金額はあまり期待できないでしょう。

なるべく高く買い取ってほしいとお考えの方は、事故車や廃車の買取を専門とする業者に依頼することをおすすめします。

減額の度合いは傷ついたパーツによっても異なる

買取金額の減額度合いは、傷の大きさだけでなく、傷ついたパーツによっても変わります

※クリックすると該当の項目に移動します

特にバンパーは他のパーツに比べて壁や縁石に擦れるリスクが高いので、どれくらい買取価格に影響するのか気になるという方も多いのではないでしょうか。

気になるパーツの減額度合いを確認してみましょう。

バンパーは30cm以下の損傷で1万円減額

結論からいうと、バンパーの損傷は買取価格にあまり影響を与えないケースがほとんどです。

減額費用 30cm以下1万円程度減額
30cm以上3万円程度減額
交換費用 最低5万円

バンパーは比較的修理が容易であり、傷がついていても他のパーツと比べて目立ちにくい位置にあるので、30cm以下の損傷であれば1万円程度の減額で済みます。

30cm以上の傷がある場合は、3万円以上の減額がされるでしょう。

3万円も減額されるならば、交換したほうがいいのではないかと思われる方もいると思います。

実はバンパーの交換費用は最低でも5万円程度かかり、車種によっては10万円を超えるので、減額費用を上回ることはありません。

そのうえ、バンパーの交換歴ありと表記され、結局のところ減額対象となります。

ボンネットやドアは9cm以下の傷で1万円減額

ボンネットやドアの傷は目立ちやすく、修理に手間がかかるため減額費用はバンパーと比べると大きいです。

▼ボンネット

減額費用 9cm以下1万円程度減額
30cm以下3万円程度減額
半分以上の面積10万円程度減額
交換費用 5万円前後(業者による)

▼ドア

減額費用 9cm以下1万円程度減額
30cm以下3万円程度減額
半分以上の面積10万円程度減額
交換費用 4~10万円程度(1枚当たり)

具体的には、傷の大きさが9cm以下であれば1万円の減額、30cm以下であれば3万円の減額が目安です。

ボンネットやドアの半分以上を占める大きな傷ができてしまった場合は、10万円を超える減額が発生することもあります。

バンパーと同じく、減額費用が交換費用を上回ることはないので修理に出すメリットはありません。

ルーフは30cm以下の損傷で1万円減額

ルーフ(車の天井部分)はパーツの面積が広く、板金や塗装の実施に高い修理費用と手間がかかります。

そのため、パーツの中では特に大幅な減額を受けやすいと言えるでしょう。

減額費用 30cm以下1万円程度減額
30cm以上5万円程度減額
半分以上の面積10万円程度減額
修理費用 5万円前後(小さな傷1箇所)
交換費用 40万円以上

具体的には、傷の大きさが30cm以下であれば1万円程度減額されます。

30cm以上の傷の場合、天井の半分程度であれば5万円、天井の半分以上の場合は10万円ほど減額されると考えて良いでしょう。

へこみや傷が外側だけでなく内側まで及んでいる場合は、車内の天井部分の修理も必要になるので、さらに減額されます。

ルーフの修理費用は小さなへこみであったとしても5万円前後必要となり、本体を交換する場合は最低でも40万円かかります。

傷がある車でも買取金額を上げるコツ3選

この章では、傷がある車の買取金額を少しでも上げる3つのコをご紹介します。

それでは詳しく解説していきます。

複数の業者から見積もりを取り相場を把握する

買い取ってもらう業者は1社に絞らず、必ず複数社に査定依頼をするようにしましょう。

1社だけに依頼してしまうと比較対象がないので、あなたのお車の正確な価値がわからず、安く売ってしまう可能性があります。

一方、複数社から見積もりを取っていると、それぞれの金額をもとに比較検討が行えます。

見積もりをもらった業者の中で最も高く買い取ってくれる場所を選択できるため、金銭面で得できるでしょう

なお、大きな傷がなかったとしても車の年式が古い場合や1年間の走行距離が1万キロ以上の場合は、事故・廃車買取専門店からも見積もりを取ることがおすすめです。

理由としては、低年式の車や過走行気味の車は中古車としての需要が低く、専門の買取業者の方が見積額が高い場合があるためです。

また、日中十分な時間が確保できない方は、一括査定サイトの利用を検討するのも良いでしょう。

一括査定サイトに関して詳しくは、「事故車の高価買取は業者比較が重要!一括査定で手早く査定額を把握しよう」をご確認ください。

車は需要が高くなりやすい時期に売る

中古車市場は需要流通量により変動するので、1年中いつでも同じというわけではありません。

特に買取価格が高くなりやすい時期は、以下の通りです。

  • 決算期直前:1〜2月、7〜8月
  • 新生活:4月、9月

1〜2月と7〜8月は、自動車関係の業者にとっての決算期直前です。

決算期を迎える前に業者は多少査定額を上げてでもたくさんの車を買い取りたいと思っているので、高く買い取ってくれる可能性が高まるでしょう。

4月と9月は新生活の始まりを迎える人が多い時期です。

これらの時期に合わせて、思い切って車を買う人は少なくありません。

車自体の需要が高まるため、業者側も買取に力を入れやすいと言えます。

しかし、この時期に売るのがお得だからと言って売却を数か月先まで引っ張ると損してしまう可能性があります。

維持費用などの観点からも早めに買取に出すことが一番の得策です。

大きな傷がある車は専門の買取業者を利用する

中古車販売店だけでなく、事故車・廃車買取業者を利用しましょう。

これらの業者は、買い取った車を海外で販売したり、解体して取り出したパーツや鉄資源を再利用したりすることで利益を生み出しています。

そのため、一般的な中古車買取業者などとは違い、車としての価値があまりない車であっても値段をつけて買い取ることが可能です。

中古車買取業者では買取を拒否されるほど大きな傷がついた車の買取は、事故車買取業者である当サイト「タウ」にぜひご相談ください。

タウでは約125か国への販路を持っているので、どんなお車でも高価買取ができます。

買取予定の車が損傷した場合の対処法

ここまでは買取前の注意点やコツを紹介しましたが、この章では車買取業者との契約後に車を損傷した場合の対処法を紹介します。

買取の契約を結んだ後の損傷の場合、すでに決まっていた買取価格がダウンする可能性も否めません

契約を交わす前であれば、業者に連絡して再度査定してもらいましょう。

契約後であれば、車を渡すときに傷がついた旨を伝えます。

この時、傷ができたことを業者側に伝えずにいるのは厳禁です。

傷ができていることを黙っていると、業者が後から気づいたときに減額請求されるケースがあります。

プロの目は誤魔化せないため、大きな問題になる前に必ず申告するようにしましょう。

価格の減額に納得できない場合は、解約を検討することも可能です。

しかし、契約後のキャンセルは業者も輸送費などのコストをかけているので、キャンセル費用を請求される場合がほとんどです。

解約する場合は慎重に行うようにしましょう。

まとめ

傷の大きさや傷ついた場所によって、買取価格への影響は大きく異なります。

あなたのお車の傷の状態に合わせて、買取を依頼する業者を変更しましょう。

査定額の減額をなくすために、修理を依頼したり自分でどうにかしようと手を加えたりすることはかえって損をする可能性が高いのであまりおすすめできません。

傷がついた車の買取金額をなるべく高くするコツは、売却時期の調整や相見積もりを取って相場を把握することです。

中古車買い取り業者では買取価格に期待ができないほど大きな傷を負っている場合は、タウにお任せください。

業界最大級の買取実績と約125カ国に及ぶ販売経路を活かし、どんな状態のお車でもできるだけ高く買取いたします。

お気軽にお問合せ・ご相談ください!

小池 一敏

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。

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