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車の寿命20年はウソ?平均走行距離や年数の目安と延ばすコツ

車の寿命について、多くの人が

「車の寿命は何年くらい?」
「10万kmを超えると本当に寿命なの?」
「車の寿命を伸ばして長く愛車に乗り続ける方法は?」

といった疑問や不安を抱いたことはあるのではないでしょうか。

車の寿命は平均13. 8年といわれています。

ただ、実際には車の使い方やメンテナンス次第で寿命は大きく変わります。

なかには20年近く走り続ける車もありますが、故障リスクや維持費がかさむケースも多いため、ただ「長く乗れる=お得」とは限りません。

また、車の寿命は売却時の査定額にも大きく影響します。

走行距離や年数が増えてくると、売却価格が想像以上に下がってしまい、「もっと早く手放せば良かった」と後悔する人も少なくありません。

ここでは、車の寿命に影響する要因、寿命サイン、寿命を延ばす方法までを詳しく解説します。

この記事を読めば、車の寿命やサインを理解し、修理や買い替えで損をしない最適な選択ができるようになります。

小池 一敏

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。 ...続きを読む

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目次

車の寿命は平均13.8年!寿命に影響するポイント3選

一般財団法人自動車検査登録情報協会が発表している「平均使用年数」の情報によると、令和3年3月末における車(軽自動車以外)の平均使用年数は13.8年となっています。

また、走行距離に換算すると10万km前後が寿命の目安ともいわれています。

ただし、車の寿命は一律ではなく、日頃のメンテナンスや使用環境によって大きく変動します。

この章では、寿命に影響を与える3つの重要なポイントを解説します。

  • 車の寿命はメンテナンス・使用環境次第で大きく変わる
  • 新車登録から13年経過すると税額が上がる
  • 車を売却するなら使用10年・走行距離10万km以下がおすすめ

車の寿命はメンテンス・使用環境次第で大きく変わる

車の寿命を左右する大きな要因の1つが「メンテナンス」と「使用環境」です。

まずメンテナンスでは、下記の4つを主に行いましょう。

メンテナンス内容 交換頻度 費用の目安
エンジンオイル交換 6カ月~1年ごと 3,000円~1万円程度
タイヤ交換 3年~5年ごと 1本:2,200円~
バッテリー交換 2年~3年ごと 5,000円~6万円程度
タイミングベルトの交換 10年ごと 3万~6万円程度
  • エンジンオイルを交換しないと潤滑機能が失われ、エンジン焼き付きなど致命的な故障につながります。
  • タイヤを劣化したまま使用すると、雨天時にスリップしやすく非常に危険です。
  • バッテリーが上がるとエンジン始動不可となり、急に動けなくなる恐れがあります。
  • タイミングベルトが切れるとエンジン停止に直結し、修理費用も高額です。

定期的なメンテナンスを怠ると、パーツ劣化が連鎖的に広がり寿命を大幅に縮めてしまいます。

▼使用環境の影響

沿岸部:潮風の塩分でボディや下回りが錆びやすい
短距離走行が多い:エンジンが十分暖まらない状態なので劣化しやすい
急加速・急ブレーキが多い:ブレーキやエンジンに負担がかかり寿命が短くなる

このように使用環境が悪ければ、平均寿命よりも早く寿命を迎えることもあります。

新車登録から13年経過すると税額が上がる

車は新車登録(初年度登録年月)から13年が経過すると、自動車税や軽自動車税が増額されます。

これは、経年により車の性能が低下し、排出ガスや燃費効率が悪化することで環境負担が大きくなるためです。

税負担の増加は、車を長く乗り続けるほど維持コストが高まることから、寿命に影響を与える重要なポイントとなります。

車を売却するなら使用10年・走行距離10万km以下がおすすめ 

車は「使用年数10年・走行距離10万km」に到達する前に売却するのがベストです。

なぜなら、中古車市場では使用10年または走行距離10万kmを境に価値が大きく下がると考えられているからです。

使用年数10年・走行距離10万kmを超えると、主要部品の劣化や故障リスクが高まるだけでなく、買い手の需要も一気に減り、査定額が急落します。

そのため、売却を検討している方は使用年数10年・走行距離10万kmを迎える前に手放すことが、高値で売るための大切なポイントです。

車の寿命を知らせるサイン3つ

この章では、車の寿命のサインを3つ紹介します。

車の寿命が近いかどうかチェックしてみてください。

  • 走行性能の低下
  • 錆やボディの変化
  • エンジンや足回りからの異音

走行性能の低下

車の寿命を知らせるサインの1つ目は、走行性能の低下です。

具体的には、燃費や加速の悪化、操縦性の悪化などが挙げられます。

車にこれらの症状が見られたら寿命が近づいている可能性があります。   

錆やボディの劣化

車の寿命を知らせるサインの2つ目は、錆の発生やボディの劣化です。

車を長く使用していると、経年劣化によって錆の発生やボディの劣化は避けられません。

錆は見た目の悪化だけではなく、車体強度が低下し、錆による腐食が進行していた場合は大規模な修理が必要になってしまいます。

そのため、錆やボディの劣化は寿命を知らせる1つのサインです。

エンジンや足回りからの異音

エンジンから「ゴロゴロ」「ガラガラ」などの異音の症状がある場合は、エンジンが寿命を迎えている、もしくは故障している可能性があります。

そのまま症状を放置しているとエンジンの停止や車両の故障につながります。

エンジンから異音がする場合は、寿命の1つのサインと覚えておきましょう。

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 車の買い替えにおすすめな3つのタイミング

ここでは、車の買い替えにおすすめな3つのタイミングを紹介します。

車の寿命が来てしまった場合、多くの方は新たな車に乗り換えることとなるでしょう。
適切な時期に車の買い替えを実施することで、金銭面において大きく得できるケースがあります。

車の買い替えにおすすめのタイミングは、以下の3つです。

  • 車検を受けるタイミング
  • 税金が重課されるタイミング
  • 車を安く買えるタイミング

それぞれについて詳しく解説します。

車検を受けるタイミング

1つ目の買い替えのタイミングは、車検を受ける前です。

車検を行う場合、法定費用(自賠責保険+重量税+印紙代)や整備代といったさまざまなお金がかかることになります。

かかる費用は、時に数万円となることも。
具体的には、
軽自動車で5万〜8万円程度普通自動車の場合6万〜10万円程度かかります。

車検を受ける直前で車を買い換えれば、車検を受ける必要がなくなり、その分の費用を浮かせることができます。

税金が重課されるタイミング

2つ目の買い替えのタイミングは、税金が重課される前です。

車にかかる税金は、多くの場合車が古くなればなるほどに高くなります。

新車登録から13年経った車は、自動車税・自動車重量税が高くなることに。また、18年経過すると自動車重量税がさらに高くなってしまうのです。

普通自動車および軽自動車の場合、自動車税は以下のような形で値上がりしていきます。

排気量 13年未満 13年以上経過
660cc(軽自動車) 10,800円 12,900円
1,000超~1,500cc以下 34,000円 39,600円
1,500超~2,000cc以下 39,500円 45,400円
2,000超~2,500cc以下 45,000円 51,700円
2,500超~3,000cc以下 51,000円 58,600円
3,000超~3,500cc以下 58,000円 66,700円
3,500超~4,000cc以下 66,500円 76,400円
4,000超~4,500cc以下 76,500円 87,900円
4,500超~6,000cc以下 88,000円 101,200円
6,000cc超 111,000円 127,600円

参照:総務省

軽自動車税:総務省資料「軽自動車税の税率が変わります

自動車重量税(エコカーを除く)は、以下のように値上がりします。

車両重量 新規登録から13年未満 新規登録から13年以上
660kg 6,600円 8,200円
0.5トン以下 8,200円 11,400円
1トン以下 16,400円 22,800円
1.5トン以下 24,600円 34,200円
2トン以下 32,800円 45,600円
2.5トン以下 41,000円 57,000円
3トン以下 49,200円 68,400円

参考:国土交通省_資料

このように税金が重課されるタイミングで買い替えを行うことで、高くなる税金から逃れられるでしょう。

車を安く買えるタイミング

車をできるだけ安く買い替えたいなら、「モデルチェンジ前」と「決算期前」を狙うのがおすすめです。

  1. モデルチェンジ前
    メーカーが新モデルを発表すると、旧モデルの需要は一気に下がります。
    そのため、在庫処分を目的に値引きが大きくなるケースが多いです。
    新型にこだわらない方なら、旧型モデルを狙うことでお得に購入できます。
  2. 決算期前(3月・9月)
    販売店には売上目標があり、特に3月と9月の決算期前は「1台でも多く売りたい」という思惑からセールが行われやすくなります。
    この時期を狙えば、大幅値引きや特典がつく可能性が高まります。
    つまり、「モデルチェンジ前」か「決算期前」を狙うことで、車を安く購入できるチャンスがあります。

 寿命を迎えた車の手放し方2選

寿命を迎えた車の手放し方は、「売却」と「廃車」の2つになります。

それぞれの手放し方にも特徴があるので、自分に合った手放し方を選びましょう。

買取業者に売却する

寿命を迎えた車でも、思わぬ価値が残っている場合があります。

一見すると価値がないように思える故障車や事故車でも、部品の再利用や海外需要によって意外な査定額がつくケースは少なくありません。

当社タウでも故障車の買取を積極的に行っており、昨年度の平均買取価格は56万円となっています。

「もう値段はつかないだろう」と思っていた車が想像以上の金額で買い取られることもあります。

タウの買取実績を見てみる

タウでは、引き取りや手続きにかかる費用はすべて無料でご対応しております。

車の手放し方でお悩みの方は、ぜひ一度お電話や下記のお問い合わせフォームよりご相談ください。

 廃車にして処分する

車が寿命を迎えて動かない場合や、中古車買取業者に売却を断られた場合は、廃車買取業者に依頼することがおすすめです。

中古車買取業者に断られた場合でも、廃車買取業者では買取可能であったり、買取金額が付く可能性があります。

また早めに処分を行えば、自動車税の未使用分が還付されるケースもあるので、車が寿命で動かなくなったら廃車買取も検討してみましょう。

車の寿命を少しでも伸ばす3つの方法

年数にして13. 8年、走行距離にして10万km前後で乗れなくなってしまうことも多い車

しかし車は決して安い買い物ではないため、一度乗り始めた車はできる限り長く使いたいというのが多くのドライバーにとっての本音でしょう。

愛車を少しでも長く使いたい方は、日頃から以下3つのポイントに気をつけてドライブを行いましょう。

  1. 消耗品の交換などのメンテナンス
  2. 急発進・急ブレーキは控える
  3. 定期的に車を動かす

①消耗品の交換などのメンテナンス

車の消耗品は、定期的に交換を行いましょう。

消耗品は、どれも車が正しく安全に作動する上で重要な役割を持っています。

車の消耗品が劣化すると、車全体のコンディションが悪くなったり、ほかのパーツにまで悪影響を及ぼしたりするリスクが上昇します。

車の寿命が縮んだり、大きな事故を引き起こす可能性も高まってしまうでしょう。

消耗品の交換目安と費用目安は下記の表をご参照ください。

消耗品 概要 費用目安 交換時期
ブレーキフルード ブレーキを正しく作動させるための

オイル

6,000円〜 2万kmに一度もしくは車検の際2年ごと(新車の場合は3年)
ラジエーター液 エンジンを冷やす液体 3,000円〜 車検の際2年ごと(新車の場合は3年)
エアコンフィルター エンジンに取り込む空気をきれいにするフィルター 3,000円〜 1万kmもしくは1年に一度
スパークプラグ ガソリンを着火させるパーツ 7,000円〜 2~3万km
ワイパーゴム フロントウィンドウを拭き取る部品 2,000円〜 1年に一度
ワイパーブレード ワイパーゴムを支える金属部品 2,500円〜 2年に一度

走行に問題がないし、お金がかかるのでメンテナンスをないがしろにする方もいます。
しかし、メンテ不足で修理や交換が必要になると、結果的に多額の費用がかかっててしまうことも。

長く車に乗るためにも、定期的なメンテナンスをすることは不可欠になります。

②急発進・急ブレーキは控える

急発進や急ブレーキを行うと、車の寿命が縮みやすくなります。

急発進すると、エンジンに大きな負担がかかります。
さらに急ブレーキを行うと、ブレーキディスクやブレーキパッド、ブレーキローターといったブレーキ機能を支えるさまざまなパーツが劣化しやすくなってしまうのです。

緊急の時以外は極力急発進・急ブレーキを避け、安全運転を心がけるようにしましょう。

③定期的に車を動かす

車に時々しか乗らないという生活をしている場合、車の寿命を縮めてしまっている可能性があります。

「たくさん乗るよりも少ししか乗らない方が寿命は伸びるのでは?」と考える方もいるでしょう。

しかし、それは逆です。たとえばバッテリーは、車を動かすことで充電され、空っぽになると劣化しやすくなります。

そのためずっと乗らずにいると、バッテリーが弱ったり上がったりしやすくなるのです。

ほかにも、車に乗る頻度が少ないと以下のような不具合が現れ始めます。

  • ガソリンが劣化してドロドロになる
  • タイヤが変形して柔軟性をなくす
  • ゴムでできたパーツが硬くなる
  • オイルが落ちてパーツが円滑に動きにくくなる

上記のようなパーツの不具合が積み重なれば、車自体の寿命も短くなっていきます。

車を長持ちさせるためにも、定期的に車を動かすようにしましょう。

まとめ

車の一般的な寿命は13. 8年、目安となる走行距離は10万km前後です。

消耗品のメンテナンスを習慣付けたり急発進を控えたりすることで、寿命を伸ばしやすくなるでしょう。

寿命を終えた車については、買取業者に売るのがおすすめです。

当サイトタウも、寿命を迎えて故障してしまった車など、様々な車の買取を行っています。

タウは120カ国以上に販路を所持しているため、値段が付きにくい車であっても高価買取が期待できます。

寿命を迎えた車や、車の手放しを検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。

小池 一敏

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。

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