車が故障してしまったとき、多くの人が
「故障車ってそもそも買取してもらえるの?」
「故障車は修理したほうが得?それとも売却すべき?」
「故障車を高く売る方法はあるの?」
といった不安や疑問を抱くのではないでしょうか。
結論から言うと、故障車でも買取をしてもらうことは可能です。
故障車は見た目には問題がなくても、内部に故障がある場合は走行や安全性に影響することが多く、修復例がある場合は買取時には査定額にも大きく関わります。
特に、修理費用が高額になる場合や年式・走行距離が多い車では、売却するか修理するかの判断が重要です。
ここでは、故障車の修理か売却の判断基準、故障車の買取業者の選び方、故障車を高く売るコツまでを詳しく解説します。
この記事を読むことで、故障車を修理して乗るべきか・売却すべきかの判断ができ、納得のいく方法で愛車を手放すことができるようになります。
事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。
幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、
車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。
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小池 一敏
故障車でも買取してもらうことは可能
故障車でも買取してもらうことは可能です。
動かない状態や、大きな故障がある場合でも、故障車買取を行っている業者に依頼をすれば車を引き取ってもらうだけではなく、買取額が付くケースも多いです。
故障車でも買取が可能な理由は以下の3つの価値があるからです。
1.部品としての価値
使えるパーツは別の車に再利用されるため価値があります。エンジン、ミッション、ドアやライトなどは中古パーツとして高値で取引されます。
2.金属資源としての価値
車体に使われる鉄やアルミ、銅などはスクラップとしてリサイクルされるため、故障していても一定の価値があります。
3.海外での価値
日本車は耐久性が高いため、海外でとても人気で需要が高いです。
そのため、故障しても修理をすれば走行可能な車や部品を必要とする国では高額で取引されます。
故障車の修理と売却の判断基準
車が故障したとき、「修理すべきか、それとも売却すべきか」で迷う方は多いでしょう。
判断のポイントは大きく分けて2つです。
- 故障車にかかる修理費用と車の価値を比較
- 故障車の年式・走行距離からあと何年乗れるかを判断
故障車にかかる修理費用と車の価値を比較
「修理にいくらかかるのか?」と「修理後にその車がどれだけの価値を持つのか?」を比べてみましょう。
車の故障部位ごとに修理費用の目安を知っておくと、修理に出すか売却するかの判断がしやすくなります。
故障部位 | 修理費用の相場 |
タイヤのパンク | 3,000円~5,000円 |
エアコンの故障 | 5万円~10万円 |
バッテリーの故障 | 4,000円~5万円 |
エンジンの故障 | 10万~100万円以上 |
ドアの不具合 | 10万円以上 |
フレームの歪み | 10万円以上 |
フロントガラスの破損 | 5万円~15万円 |
電装系の不具合 | 5万円~10万円 |
トランスミッションの不具合 | 数千円~100万円以上 |
タイヤのパンクの場合
タイヤがパンクしている場合、3,000円から修理可能です。
比較的安価に修理が可能なので、修理をおすすめします。

エアコンの故障の場合
車のエアコンの修理費用は5万〜10万円ほどかかります。
年式が新しい場合は修理後も乗り続けられますが、車の年式が古い場合は、売却した方が現実的です。

バッテリーの故障の場合
バッテリーが故障した場合、4,000円~5万円で交換可能です。
軽度の故障であれば、修理・交換して乗り続ける方がお得な場合が多いです。

エンジンの故障の場合
エンジンが故障した場合、修理に数十万円以上かかるケースもあります。
修理費用が車の価値を超える場合は、売却した方がお得です。

ドアの不具合の場合
車のドアに不具合がある場合、修理に10万円以上かかります。
費用が高いため、車の年式が古ければ売却がおすすめです。

フレームの歪みの場合
故障個所がフレームである場合、売却がおすすめです。
修理費用が高額になるだけではなく、フレームの歪みは修理しても元通りにはならず安全性の低下につながるためです。

フロントガラス破損の場合
フロントガラスの修理費用は5万~15万円と高額です。
フロントガラスは破損の程度によって修理金額に幅がありますが、車の年式場古い場合は修理より売却したほうがお得な場合も多いです。
電装系の不具合の場合
電装系の不具合の場合、修理費用は5万〜10万円と高額です。
年式が古い車では修理より売却が現実的です。
トランスミッションの不具合の場合
トランスミッションの不具合の場合、修理費用は数千円〜100万円以上と高額になる可能性があります。
重度の故障であれば、重度の故障では修理せず売却する方が出費を抑えられます。

故障車の年式・走行距離から残りの寿命で判断
年式が10年以上、走行距離が10万km前後の故障車は、修理しても長く乗れる可能性は低くなります。
故障車の残りの寿命や安全性を考慮して、修理か売却かを決めるのが合理的です。
特にエンジンやフレームに問題がある場合、修理費用が高額になりやすいため、故障車買取業者で査定して納得のいく金額で売却する方が安心です。
故障車の売却金額を知りたい場合は、一度故障車(事故車)売却シミュレーションで売却した場合の金額を確認してみましょう。
個人情報不要・わずか20秒で査定額の目安がわかります。
「修理か売却か、どちらがお得?」
迷ったときはお気軽にお電話ください。専門スタッフが無料でご相談を承ります。
故障車の買取業者の選び方
故障車の売却を決めた場合、どの業者に依頼するかで買取額は大きく変わります。
ここでは、状態別の買取業者の選び方を詳しく解説します。
軽い故障なら中古車買取業者やディーラーへ
車のタイヤ、バッテリー、エアコンなどの故障が軽微な場合は、「中古車買取業者」や「ディーラー」への依頼がおすすめです。
特に年式が新しい車の場合、軽い修理を加えるだけで「通常の中古車」として評価されるため、査定額を高めることができます。
修復歴がつかない軽度の故障は修理してから査定に出すと、より高額買取につながるケースもあります。
事故やエンジントラブルは故障車専門業者へ
フレームの歪みやエンジン故障、電装系トラブルなど、重大な故障がある場合は、故障車専門の買取業者に依頼するのが適しています。
一般の中古車店では値段がつかないこともありますが、専門業者であれば、部品価値や海外需要を反映した査定が可能です。
特にエンジンやフレームの故障は修理費用が高額になるため、修理するより専門業者に売却した方がお得です。
「故障車でも本当に売れるの?」と不安な方は、まずは過去のタウの買取事例をご覧ください。
不動車は廃車買取業者へ
不動車(自走できない車)や車検切れで長期間放置している車は、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。
ここでいう「不動車」とは、古くて修理が難しい、長期間動かしていないといったケースの車を指します。
修理が難しい不動車は、レッカー代込みで引き取ってもらえる廃車買取業者に依頼すれば費用ゼロで手放すことができます。
そのため、年式が古い不動車は廃車買取業者に依頼してみましょう。
一方で、年式が新しく事故で一時的に動かないだけの車は、廃車としてではなく「故障車・事故車」として扱われ、高価買取が期待できます。
「故障車だからきっと値段がつかない…」そう思って諦める前に、ぜひ当社「事故車買取のタウ」にご相談ください。
タウは世界120カ国以上の豊富な販路があるため、高額買取も期待できます。
故障車を高く売る3つのポイント
故障車を高く売る3つのポイントを押さえて、お得に故障車を手放しましょう。
下記の3つのポイントが重要です。
- 故障車の状態を正直に伝える
- 故障車の売却は早めに進める
- 複数の業者から相見積もりを取る
故障車の状態を正直に伝える
車の故障個所は隠さず正直に伝えましょう。
査定に出すときに「どこが壊れているかを隠した方が高く売れるのでは?」と考える方もいますが、これは逆効果です。
業者は査定時にプロの目で車両を確認するため、故障箇所を隠しても見抜かれます。
また、査定後に隠していた故障箇所が発覚すると、買取金額の減額やトラブルにつながります。
特に故障車専門業者では、壊れている部分の修理費用を差し引くだけでなく、部品としての価値や海外需要を加味して価格をつけてくれます。
そのため、故障個所は正確に伝えましょう。
故障車の売却は早めに進める
車の価値は時間とともに下がっていくため、売却をするなら早めに進めましょう。
特に故障車は放置している間に、バッテリーが完全に上がる・タイヤが劣化するなどといった追加故障が起きやすく、査定額がさらに下がってしまうことがあります。
「まだ動くから」と後回しにせず、できるだけ早めに売却手続きを進めることが高額買取につながります。
複数の買取業者から相見積もりを取る
故障車を買取に出す場合は、複数の買取業者から相見積もりを取りましょう。
業者によって査定基準が異なり、同じ車でも査定額が数十万円変わることがあるからです。
複数社で比較することで、もっとも高い買取額を選ぶことができます。
最近では一括査定サービスやシミュレーションツールを使って効率的に比較できるため、最低でも2〜3社の見積もりを取るのがおすすめです。
「相見積もりはめんどくさいけど、故障車の買取金額が知りたい」という方は、一度故障車(事故車)売却シミュレーションで金額を確認してみましょう。
個人情報不要・わずか20秒で査定額の目安がわかります。
故障車買取に関するよくある質問
故障車は修理してから査定に出すべき?
軽微な故障(バッテリーの故障、タイヤのパンクなど)は修理して査定に出すと高額買取につながることがあります。
しかし、エンジンやフレームなどの重大な故障は修理費用が高額になるため、修理せずに故障車買取業者で査定に出すことをおすすめします。
故障車の買取額の相場はどれくらい?
車種や年式によって買取相場が大きく異なりますが、故障車は数万円〜数十万円で買取されるケースが多くあります。
詳しい買取金額の目安は、故障車(事故車)査定シミュレーションで確認できます。
※個人情報不要・査定時間20秒
タウの故障車買取実例で、同じ車種の買取金額も見ることができます。
故障車の売却〜入金までにかかる期間は?
業者によって日数は異なりますが、2週間程度が目安です。
当社タウでは、お車の引き取り完了から1〜2週間後にご指定の銀行口座にお振り込みいたします。
まとめ
故障車でも買取してもらうことは可能です。
そして故障車を売却する際は、下記の3つのポイントが重要です。
- 故障箇所を正直に伝える
- できるだけ早く売却する
- 複数社で査定を比較する
この3つを押さえることで、納得のいく金額で手放せる可能性が高まります。
当社タウでは、故障車の買取も積極的に行っています。
「この車に値段がつくのかな?」と不安に思う方もご安心ください。
タウは世界120ヵ国以上に広がる販売ネットワークを持ち、これまで累計120万台以上の車を取り扱ってきました。
そのため、ディーラーや中古車店で断られた車でも高値で買取できるケースが多くあります。
故障車の買取先にお悩みの方は、ぜひ一度タウにご相談ください。
事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。
幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、
車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。
小池 一敏