「事故を起こしてしまったけど、修理費用が高くて処分したい」
「事故車の廃車手続きは自分でするか業者に依頼するかどっちがお得?」
「ぶつけた車を売ろうと思ったけど、手続き方法がわからない」
上記のような体験をされた方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、事故車の廃車の手続き方法は自分で行うか・業者に依頼するかの2種類があり、事故車専門の買取業者に依頼する方法が一番お金も時間もかからずに、廃車手続きを済ませることができます。
この記事では事故車でもお得に処分・廃車にする方法と手続きの手順を詳しく紹介します。
事故車の処分にお困りの方はぜひ参考にしてくださいね。
なお、事故車買取のタウでは事故車を専門として買い取っており、これまで120万台以上の事故車の買取を行っています。
事故車専門の買取業者に依頼すると、損傷が激しい事故車であっても、処分費用がかかることはありません。
むしろ車種によっては数十万円の買取価格がつくことも!
事故車を高く売りたい方はお気軽に事故車買取のタウにご相談ください。

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。 ...続きを読む
事故車の廃車手続き方法は2つ
事故車を廃車にする方法は、大きく分けて「業者に依頼する方法」と「自分自身で手続きを行う方法」の2つがあります。
廃車は自動車の所有権や登録に関わる正式な手続きのため、どちらを選ぶかによって準備や労力が異なります。
自身の状況や車の状態に合わせて、最適な方法を選びましょう。
業者に依頼する
事故車の廃車手続きは、専門の業者に任せるのが簡単で安心な方法です。
自走できない車の場合、自分で運ぶことが難しい上に、書類の準備や陸運局への届け出など、慣れていないと負担になる作業が多いです。
時間や手間をかけたくない人、急ぎで処分したい人は、迷わず業者に依頼しましょう。
廃車方法に悩んでいる方は、業者に依頼した際の廃車手続き5STEPで流れを一度確認してみてください。
自分で手続きを行う
結論から言うと、自分自身で事故車の廃車手続きを行うのは手間と費用が掛かります。
普通自動車であれば運輸支局、軽自動車であれば軽自動車検査協会で手続きを行う必要があります。
手順や必要書類、解体業者の手配も自分で進めるため、ある程度の時間と労力が必要です。
それに加えて、個人での手続きは解体手数料やレッカー代などの費用も必要になってくるので、おすすめはしません。
自分自身で手続きを行いたい方は自分で廃車手続きを行う流れと必要書類の章を参考にしてみてください。
事故車の廃車・処分を依頼できる業者は4つ
事故車を処分するには以下の4つの方法があります。
事故車を処分する方法 | おすすめな方 |
①事故車買取業者に売却する | 高く買い取ってもらいたい方 |
②保険会社に引き取ってもらう | 車両保険に加入している・事故で被害者になった方 |
③中古車買取業者に依頼する | 車の損傷が軽い方 |
④ディーラーに依頼する | 新車を買う予定がある・信頼できる担当者がいる方 |
では、詳しく紹介していきます。
①事故車買取業者に売却する
冒頭でも触れましたが、事故車専門の買取業者では事故で損傷や破損があっても買い取ってくれます。
なぜなら、事故車買取業者は国内だけでなく海外にも豊富なネットワークを持っているからです。
事故車の流通経路は国内と海外の2つあり、とくに海外での需要が高いとされています。
日本人にとっては使用できないと思うような損傷のある事故車でも、海外では日本車は人気で修復して使用している国も多いです。
自分ではお金を払って処分するしかないと思っていたとしても、専門業者から見れば再利用可能な部品があり、買い取ってもらえるケースも珍しくありません。
事故車の処分に困っている場合は一度、ご自身の車の査定額をチェックしてみましょう!
②保険会社に引き取ってもらう
車両保険に入っている方や事故の被害者になった方は保険会社に引き取ってもらう方法があります。
引き取ってもらうには全損と判断された場合のみになります。
全損とは物理的全損と経済的全損があります。
全損の種類 | 説明 |
物理的全損 | 車の損傷が激しく事故で修理できない状態 |
経済的全損 | 修理費が車の時価額よりも高くなる状態 |
全損と判断された事故車を保険を使って引き取り・処分してもらえるので実費は0円になります。
保険会社に車を引き取ってもらうと、所有権は保険会社、または相手側の保険会社になります。
保険会社が全損車両の時価額を全額賠償した場合は、民法第422条(損害賠償による代位)の類推適用により全損車両の所有権は保険会社が取得します。 |
保険金を受け取れて、事故車の処分もしてくれますが、保険を使用すると次年度の等級が下がり保険料が高くなります。
自分の車を壊した場合は保険の等級は3等級下がり、保険が3等級下がると次年度の保険料は約1.5倍ほど高くなってしまいます。
実際に3等級ダウン事故が起こった時の保険料を見てみましょう。
時期 | 保険料 | 等級 |
現在 | 30,000円 | 6等級 |
次年度 | 48,000円 | 事故あり3等級 |
2年後 | 37,000円 | 事故あり4等級 |
3年後 | 34,000円 | 事故あり5等級 |
保険を使用するかは次年度の保険料を考えて、使うかどうか検討しましょう。
③中古車買取業者に依頼する
事故車のなかでも、損傷が軽い場合は中古車買取業者に依頼できます。
凹みや傷を修理して再販することができるからです。
中古車買取業者に依頼する場合は一括査定がおすすめです。
一度の申し込みで中古車買取業者が一斉に見積もりしてくれるので、査定額が一番高い業者に依頼することができます。
中古車買取業者に依頼する注意点としては、損傷が激しい場合は中古車買取業者で買取できないと判断されたり、査定額を低く見積もられたりする可能性があることです。
ですので、損傷が深い場合は事故車買取業者に依頼するのがおすすめです。
④ディーラーに下取りを依頼する
次の車を検討している場合はディーラーに下取りしてもらうのも1つの方法です。
ディーラーに下取りをしてもらうと下取り費用が新車の価格から引かれ、新車を安く購入できます。
しかし事故車の場合は通常車両に比べて下取り費用が安くなる可能性があり、レッカー代や廃車費用がかかることもあります。
下取り価格がどのくらいになるのかやレッカー代が必要になるのかを担当者に事前に確認しておきましょう。
自分で廃車手続きを行う流れと必要書類
事故車の廃車は、業者に依頼せずとも自分で手続きすることが可能です。
ただし、その場合は「普通自動車」と「軽自動車」で手続きの流れや必要書類が異なります。
この章では、個人で廃車を進める場合の全体の流れと、それぞれの車種ごとの具体的な手続き方法を詳しく解説します。
普通自動車の廃車手続き
普通車の廃車手続きに必要な書類は「一時抹消登録」と「永久抹消登録」でそれぞれ必要書類が異なります。
まずは一般的な普通車の廃車の流れを紹介します。
①車の解体を依頼する
②ナンバープレートを取り外す
③必要書類を準備する ※下記表で詳しく記載
④運輸局に書類を提出する
⑤抹消登録証明書を受け取る
⑥還付金の申請
廃車手続きが完了すると、1か月〜3か月程度で印鑑(登録)証明書の住所に送金通知書が届きます。
送金通知書と身分証明書、印鑑などを持って、指定された金融機関へ行くと還付金を受け取れます。
あらかじめ手続きすることで指定口座へ振り込んでもらうことも可能です。
一時抹消登録に必要なもの | 永久抹消登録に必要なもの |
・車検証
・ナンバープレート ・印鑑証明書 ・手数料納付書 ・自動車税納付書 ・申請書 |
・車検証
・ナンバープレート ・印鑑証明書 ・手数料納付書 ・自動車税納付書 ・申請書 ・実印 ・リサイクル券 ・使用済み自動車引取証明書 |
軽自動車の廃車手続き
軽自動車の廃車手続きに必要な書類は「一時抹消登録」と「永久抹消登録」でそれぞれ異なります。
また、普通自動車は運輸局に廃車書類を提出しに行きますが、軽自動車は軽自動車検査協会に書類を提出しに行きます。
軽自動車の廃車手続きの流れを紹介します。
①車の解体を依頼する
②ナンバープレートを取り外す
③必要書類を準備する ※上記表と同様
④軽自動車検査協会に書類を提出する
⑤抹消登録証明書を受け取る
⑥還付金の申請
廃車手続きが完了すると、1か月〜3か月程度で印鑑(登録)証明書の住所に送金通知書が届きます。
送金通知書と身分証明書、印鑑などを持って、指定された金融機関へ行くと還付金を受け取れます。
あらかじめ手続きすることで指定口座へ振り込んでもらうことも可能です。
事故車の廃車手続きは業者依頼がお得!
ここまでで紹介したように、自分で廃車手続きを行うことは可能ですが、業者に依頼した方が費用面でも手間の面でもメリットが大きくお得に処分ができます。
特に事故で自走できなくなった車の場合、レッカー移動や解体の手配などが必要となるため、自分自身でで廃車手続きを進めるには大きな負担がかかります。
以下の表は、廃車に手続きにかかる費用を個人と事故車買取業者で比較したものです。
レッカー代 | 10,000~20,000円 | 無料 |
解体費用 | 10,000~15,000円 | 無料 |
リサイクル料 | 7,000~20,000円 | 無料(査定金額内に含む) |
合計 | 27,000~50,000円 | 0円 |
廃車にかかる費用 | 自分手続きする場合 | 業者に依頼する場合 |
車両によって異なりますが自分自身で手続きした場合、合計で3万円〜5万円程度の出費になることもあります。
また、平日の日中に陸運局や軽自動車検査協会に行く時間も必要です。
一方、廃車専門業者に依頼した場合、多くはレッカー代・手続き代行費用が無料です。
さらに、事故車であっても「車としての価値」や「部品としての価値」を評価して買い取ってくれる可能性もあります。
「廃車手続きに費用をかけたくない」
「手間をかけずにお得に手放したい」
という方は、業者への依頼がおすすめです。
当サイト「事故車買取のタウ」では事故車を専門に取り扱っています。
累計買取実績は業界最多を記録しており、長年の経験と豊富な知識を併せ持ち海外にも独自の販路を築き上げているため、どんな状態のお車でも可能な限り高価買取を実現させていただきます。
まずお気軽にお問合せ・ご相談ください。
業者に依頼した際の廃車手続き5STEP
事故車を処分する方法は4つあります。
保険を使わないのであれば、事故車買取業者に依頼するのが一番お得です。
ただし事故車買取業者に馴染みのない方も多いと思うので、ここからは当サイト事故車買取のタウを例に、事故車の廃車手続き手順を5つに分けて紹介します。
STEP1:査定の申し込み
STEP2:実車査定
STEP3:必要書類の準備
STEP4:車の引き取り
STEP5:買取金の受け取り
STEP1:査定の申し込み
まずは申し込みを行いましょう。
車の年式や走行距離、グレードなどもお伺いしますので、手元に車検証があればスムーズに進みます。
また希望の引き取り日が決まっている場合は予め伝えておきましょう。
タウの申し込みはこちら
STEP2:実車査定
申し込みが終われば実車の査定に移ります。
タウは無料で出張査定をしているので車が動かない場合や車を動かすのが不安な場合もご安心してご利用いただけます。
また立ち会いがない場合でも査定可能です。
事故車の保管場所がディーラーや整備工場の場合、保管先ご担当者様に連絡の上出張査定いたします。
STEP3:必要書類の準備
事故車買取業者に依頼するときの必要書類は下記の通りです。
■必要書類
〇普通車〇 | 〇軽自動車〇 |
▼車内・自宅にあるもの
自動車検査証(車検証) 自賠責保険証 実印 ▼市役所で取得するもの 印鑑証明書 ▼タウから送付する書類 委任状 譲渡証明書 |
▼車内・自宅にあるもの
自動車検査証(車検証) 自賠責保険証 ▼タウから送付する書類 申請依頼書 |
STEP4:車の引き取り
いよいよ事故車の引き取りの日です。
事故車は無理に動かすとさらに重大な事故を引き起こす場合があるので、エンジンがかからない場合はレッカーをお願いしましょう。
もちろんエンジンがついて動く場合でも損傷がひどい場合にはレッカーで運んでもらいましょう。
業者によってはレッカー代が有料の場合もあるので、申し込み時や査定時に代金がかかるのか確認しておくことをおすすめします。
STEP5:買取金額の受け取り
事故車の買取の一連の流れが終わったら、買取金額を受け取りましょう。
業者ごとで売却の流れが若干変わる可能性もありますので、詳しい売却の流れは査定を決めた業者に問い合わせを行ってください。
タウに依頼した場合の事故車の売却の流れについては、下記を参考にしてくださいね。
事故車を処分して受け取れる還付金は3種類
事故車を廃車にすれば、還付金を受け取れるのもポイントです。
受け取れる還付金は以下の3つです。
- 自賠責保険
- 自動車税
- 自動車重量税
自動車税は1年分、継続車検の場合は2年分をまとめて、自賠責保険・自動車重量税をまとめて支払っているので、事故車を売却・廃車にするとその残りのお金が受け取れます。
還付金額の決まり方は下記の通りです。
還付金の種類 | 決まり方 |
自賠責保険 | 普通車:610円×残りの保険期間
軽自動車:600円×残りの保険期間 (令和3年時点) |
自動車税 | 1年分の自動車税額÷12ヵ月×抹消登録翌月から3月までの月数 |
自動車重量税 | 納付された自動車重量税額 × 車検残存期間 ÷ 車検有効期間 |
短期率参考:ソニー損保
実際に下記の条件でどのくらい還付金が戻ってくるのか計算してみましょう。
- 廃車時期・・・5月
- 車検の残り月・・・9カ月
- 排気量・・・1,501~2,000cc
- 車両重量・・・1000㎏以下
実際に返ってくる還付金は以下になります。
- 自動車税・・・42,500円
- 重量税・・・6,150円
- 自賠責保険・・・5,980円
合計で54,630円戻ってきます。
また、タウの還付金シュミレーターでは最短20秒で車の還付金額が分かります。
事故車買取業者で廃車にすれば、還付金に加えて車に買取金額がつく可能性もあります。
「事故車買取業者が気になるけど、どの業者がいいかわからない・・・」
という方は一度当社事故車買取のタウにご相談ください。
タウは、出張査定やレッカー、廃車手続きまですべて無料で行っており、どんな状態のお車でも可能な限り高価買取を実現させていただきます。
代車を借りる3つの手段
事故車を処分して、新しい車が納車されるまでの間、代車をどうするか迷いますよね。
代車がない場合は下記の3つの手段を利用できます。
代車を借りる手段 | 料金 |
レンタカーを借りる | 85,800円~(1カ月の値段) |
ディーラーで代車を依頼する | 無料
※急な場合は有料な可能性もあり |
保険を使用する | 無料
※最長30日以内 |
レンタカーの場合は1日〜1カ月単位で比較的安く借りることができます。
レンタカーの費用相場は下記になります。
すでにディーラーで新車を購入している場合は納車までの間、無料で代車を借りれる場合が多いので、まずは担当者に相談してみましょう。
また、保険を利用して事故車を処分した場合は代車費用も受け取れる場合があります。
代車の使用が認められる期間は最長でも30日間になります。
30日以上、代車が必要な場合は自己負担になるので注意しましょう。
まとめ
事故車は自分自身でも処分することができますが、事故車専門の買取業者に依頼する方法が一番お金も時間もかけずに処分できます。
事故車の処分にお困りの方や次の車を購入する資金にしたい方はぜひ事故車買取のタウにお任せください!
レッカー代はもちろんのこと、面倒な手続きや全国の出張査定も無料でさせていただきます。
査定では立ち会い不要なので、お仕事や事故後の処理で時間がない方でも安心!
事故車でも高く売却したい方は、ぜひ一度事故車買取のタウにお電話やWEBフォーム、LINEからご連絡くださいね!

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。