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水没車の症状一覧|見逃すと危険なサインと正しい対処法を解説

突然のゲリラ豪雨や台風で、車が水に浸かってしまったとき、

「このまま乗って大丈夫?」
「水没したかどうか、どこを見て判断すればいいの?」

といった不安を抱えているのではないでしょうか。

じつは、水没車には見た目ではわからない危険な異常が隠れていることがあります。

というのも、水に浸かった車は、電装系に不具合が出たり、車内に異臭やカビが発生したりと、時間が経ってから不調が現れることが多いからです。

そのまま乗り続けると、重大な故障につながるリスクもあるため、早めに対処することがとても重要です。

ここでは、車が水没したときに現れる主な症状や、修理すべきか手放すべきかの判断基準、処分・売却する方法まで詳しく解説しています。

この記事を読むことで、車が「水没したか・していないか」の判断ができるようになり、水没時の対処方法だけではなく、水没車を高く売るコツもわかるようになります。

小池 一敏

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。 ...続きを読む

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目次

車が水没した時に見られる主な症状4選

車が水没したかどうかを見極めるには、主に4つの症状があります。

  • 運転席・足元の湿り
  • 電装系の異常
  • シートや内張りの異臭・カビ
  • 下回りやエンジンルームのサビ

水没のサインを見逃すと安全性に大きく関わるため、車が水没した可能性がある場合はすぐにチェックしましょう。

運転席・足元の湿り

最もわかりやすい初期症状が足元の湿りです。

足元のカーペットが濡れている、踏んだときに水が染み出す感覚がある場合、浸水している可能性があります。

特に車高が低い車は、台風や道路が冠水した際に車内への水の侵入が起こりやすいです。

水没したか心配なとき、まずは運転席・足元が湿っているかどうかを確認してみましょう。

一見乾いていても、マットの下に水がたまっているケースもあるため、濡れていた場合は車のクリーニング業者やカー用品店に清掃を依頼しましょう。

水分が残るとカビの発生や電装系トラブルの原因になります。

 電装系の異常 

水没後、車によく見られる症状のひとつが、電装系の異常です。

なぜなら、車の電子制御ユニット(ECU)や各種配線が浸水することで、ショートや腐食が発生するためです。

実際には下記のようなトラブルが発生します。

  • エンジンがかからない
  • 警告灯が点灯しっぱなしになる
  • ウインカーやパワーウィンドウが作動しない

見た目では問題がなさそうでも、内部では深刻な損傷が進行していることもあり、感電や車両火災のリスクもあります。

国土交通省では、浸水・冠水被害を受けた車両ユーザーに下記のような注意喚起が記載されています。

1.自分でエンジンをかけない。
2.使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。特に、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい。
3.使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して下さい。

引用:国土交通省

そのため、水没後に電装系の異常が確認できた場合は、絶対に無理に動かさず、まずは保険会社やJAFなどのロードサービスに連絡することが大切です。 

シートや内張りの異臭・カビ

水没後に起きやすい症状のひとつが、シートや内張りの異臭・カビの発生です。

なぜなら、車内の布製部分に入り込んだ水分が乾ききらず、雑菌やカビの温床になりやすいからです。

とくに湿気がこもりやすいのは、シートの縫い目やクッション内部、ドア内張りの隙間などです。

見た目は乾いていても、内部に水分が残っていると、数日後に異臭が出るケースもあります。

さらに、車内で繁殖したカビの胞子を吸い込むと、アレルギー反応や咳、頭痛の原因になることもあります。

カビや異臭が感じられる場合は、市販の消臭剤でごまかさず、専門業者による内装クリーニングや点検を検討しましょう

早めに対応することで、被害の拡大や健康リスクを防ぐことができます。

下回りやエンジンルームのサビ

水没後に起きやすい症状は、下回りやエンジンルームのサビです。

一見異常がないようでも、車の下回りやエンジンルームを覗くとサビが確認できることがあります。

サビが進行すると、安全運転に大きな支障をきたします。

特に金属部品が多いエンジンルームは、見落としがちな水没のサインです。

点検しても、判別がつかない場合は整備士や修理業者に確認を依頼しましょう。

より詳しく水没車の見極め方法を知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

水没車に現れやすい特徴を詳細に記載しています。

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車が水没したときにやるべき対応

大雨や台風によって車が水没した場合に、やるべき対応を3つ紹介します。

  • レッカー会社に水没車の運搬を依頼
  • 整備工場やディーラーで点検
  • 保険の補償対象か確認

間違った行動をすると、修理できたはずの車が故障したりトラブルを招く可能性があるので、水没しても冷静に行動しましょう。

水没した場合、エンジンをかけないようにしてください。
感電や車両火災のリスクがあります。

レッカー会社に水没車の運搬を依頼

車が水没してしまったときは、まずレッカー車を手配して移動を依頼しましょう。

「少ししか浸かっていないから」と自己判断で動かすのは危険です。

エンジンをかけることで電装系がショートし、感電や車両火災が発生する危険があります。

水没車は見た目に異常がなくても、内部まで水が入り込んでいる可能性があるためです。

そのため、車が水没したり、水没した可能性がある場合は、JAFや保険会社のロードサービスに連絡し、レッカー車の手配を依頼しましょう。

整備工場やディーラーで点検

車が水没した疑いがある場合、必ず整備工場やディーラーで点検してもらいましょう。

車の内部に水が入り込んでいるかどうかは、外から見ただけでは判断が難しいからです。

特に電装系やエンジン回りなどは、水に触れることで故障しやすく、そのまま放置していると後々重大な不具合が発生するリスクもあります。

プロの整備士による点検を受け、今後の対応(修理・売却など)の判断材料にしましょう。

国土交通省でも、水没(浸水)した車は、運転可能であっても点検整備を受けるように推奨しています。

参考:国土交通省

保険の補償対象か確認

車が水没した場合、その被害が保険の補償対象になるかどうかを必ず確認しましょう。

水没車に車両保険が適用されるかどうかは、「水没の原因」や「保険の契約内容」によって異なります。

台風や洪水による水没は補償対象になりますが、津波や故意での水没被害は基本的に補償の対象外になります。

まずは契約している保険会社に連絡し、補償内容と必要な手続きを確認しましょう。

より詳しく、水没時の保険の補償条件や保険の申請手順を知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

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水没車を修理するか売却するか迷ったときの判断基準

この章では、車が水没したときに「修理すべきか、それとも売却すべきか」迷った場合の判断基準について解説します。

具体的な判断基準は下記の2つです。

  • 修理費用と車の価値を比較
  • 安全面の問題

 修理費用と車の価値を比較

水没車を修理するか売却するか迷ったときは、「修理にかかる費用」と「車の時価額」を確認しましょう。

たとえば、修理費用が30万円・車の時価格が20万円と判断された場合、経済的には修理せず売却をした方がお得です。

水没した車は「水没歴(浸水歴)あり」と表示され、修理をしても価値が下がる可能性が高いです。

外見上は異常が見られなくても、将来売却する際にはあまり高い買取金額は期待できないことが多いです。

そのため、事前にディーラーや事故車買取業者に査定を依頼して、修理費用と売却金額を把握しておきましょう。

より詳しく水没車の修理について知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

浸水度を3段階に分け、修理費用の目安も解説しています。

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 安全面の問題

水没車を修理するか売却するか迷ったとき、最も重要な判断基準は「安全面」です。

水没した車は、外見上は問題がないように見えても、湿気や水分が車内の配線・電装系部品にダメージを与えている可能性があります。

たとえ修理をしても、電子系統の不具合やトラブルが後から発生するリスクが残ります。

また、金属部品が水に触れることで目に見えないところで腐食が進行していることもあり、時間が経ってから深刻な故障につながることも珍しくありません。

修理すればまだ使える可能性もありますが、車の内部トラブルのリスクも十分に考慮したうえで、修理か売却かを判断しましょう。

水没車の売却価格をすぐに知りたい方は、無料で見積もりができる「タウの水没車(水害車)売却シミュレーター」をご利用ください。

 水没車を高く売るコツ

水没車でも売却は可能ですが、売却方法を間違えると「0円査定」になってしまう可能性もあります。

重要なのは、水没車ならではの売り方を理解し、適切な業者を選ぶことです。

高く売るためのポイントは以下の通りです。

  • 海外に販路がある業者を選ぶ

海外に販路がある業者は、事故車を輸出して現地で整備・修理するのでより高い買取価格を付けてくれる可能性があります。

そのため、国内だけではなく海外に販路がある業者を選ぶことが1つ目のコツです。

  • できるだけ早く売却する

水没後は時間が経つほどに車の内部が劣化していき、査定額が下がる傾向にあります。

特に電装系やエンジン内部へのダメージは放置すると悪化するため、早期売却が損を防ぐ2つ目のコツになります。

  • レッカー代がかかるのかどうか確認する

水没車は自走できないことが多く、レッカー代が自己負担になると想定外の出費になることも。

無料で引き取りに来てくれる業者を選べば、余計な費用をかけずに売却できるので、事前に確認しておきましょう。

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車が水没したかどうかを見極めるには、主に4つの症状がありました。

  • 運転席・足元の湿り
  • 電装系の異常
  • シートや内張りの異臭・カビ
  • 下回りやエンジンルームのサビ

水没車は、たとえ見た目に問題がなくても内部で劣化が進んでいる可能性があり、乗り続けていると故障や機械トラブルになる危険があります。

修理か・売却か検討中の方は、【水没車を修理するか売却するか迷ったときの判断基準】でもお伝えしたように、経済面と安全面の2つの観点から判断をすることをおすすめします。

当社タウは、水没車・事故車の買取に特化した専門業者です。

これまでの豊富な実績に加え、全国対応・レッカー代無料のサービスで、対応可能です。

さらに、世界120カ国以上に広がる販売ネットワークを活かし、水没車でも高価買取が可能です。

水没車の売却をご検討の際には、ぜひ一度タウにご相談ください。

小池 一敏

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。

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