「車が故障して修理に出したけど、代車がないと言われた…どうしたらいい？」
「代車を確実に借りるためにはどのような対策をしたらいい？」
上記のようにお困りではありませんか？
修理などで車が使えなくなるにもかかわらず、代車が借りられないと焦ってしまいますよね。
代車が借りられなかった場合は、以下のような形で対処しましょう。
- レンタカーやカーリースを利用する
- 代車の貸出可能な店舗・修理工場へ修理を依頼する
当記事では代車が借りられないケースや対処法、代車を確実に借りるためのポイントをわかりやすく解説します。
記事を読むことで、代車が借りられなかった時も冷静に対処できるようになりますよ。
小池 一敏
事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。 ...続きを読む
代車が借りられない4つのケース
では、なぜ代車がないことがあるのでしょうか。
代車が借りられない状況としては、以下4つのケースが挙げられるでしょう。
- 在庫がない場合
- そもそも貸し出すシステムが用意されていない場合
- グレードや車種にこだわりがある場合
- 長期間にわたって借りたい場合
それぞれの詳細について、順番に見ていきます。
代車の在庫がない場合
いつでもお店に代車の在庫があるとは限りません。
特に繁忙期であれば、在庫が足りなくなっているケースはよくあるものです。
店内に代車の在庫がない場合、お店によってはレンタカー会社からレンタカーを借りてそのまま貸し出してくれるケースもあります。
しかし業者によっては、そういったサービスを行っていないケースもあります。
そもそも貸し出すシステムが用意されていない場合
ディーラーの代車サービスは、実は義務ではなく「お店の好意」で提供されていることが多いです。
そのため、そもそも代車の貸出システムを設けていない店舗もあります。
「代車を借りられると思ったのに、そのようなシステムがなかった」と後から困ることがないよう、見積もりを依頼する段階で代車を借りられるか確認しておくのがおすすめです。
代車サービスの有無とともに、借りるのにかかる費用や借りられる期間などについても合わせて尋ねておくとより安心できるでしょう。
グレードや車種にこだわりがある場合
借りる車のグレードや車種に希望を出すと、希望に沿ったものが用意できず貸し出してもらえない可能性があります。
というのも、ディーラーに置かれている車の車種や数には限りがあるためです。
貸してもらう車は、ディーラー側にお任せするのがおすすめです。
基本的には、自身の車に近い大きさやグレードの車を貸してもらえるでしょう。
特定のグレードや車種を貸し出してもらうのは難しいものの、車の特徴についてはある程度要望を聞いてもらえるケースもあります。
具体的には、「5人家族のため5人乗れる車がいい」といったような要望です。
リクエストに沿ったものが用意できるとは限りませんが、強い要望がある場合は一度相談してみるのがいいでしょう。
長期間にわたって借りたい場合
「修理にかかる期間が長い」といった理由で1ヶ月以上借りようとすると、店舗によっては断られる可能性があります。
というのも、長期間代車を貸し出すとディーラー側にとっても大きな負担がかかるためです。
なおディーラーと普段から親しくしている場合は、サービスで1ヶ月以上貸し出してくれる可能性もあります。
いざという時安心して頼れるよう、ディーラーとは良好な人間関係を築いておくのが良いでしょう。
また、1ヶ月を超える大規模な修理ともなると、修理費用もかなりかさむことになります。
大きな修理が必要となった場合は、思い切って車を買い替えてしまうのも手でしょう。
買い替えの際は、少しでも有利に売却を進める為に事故車・廃車買取専門のタウにご相談ください。
故障車買取のタウなら、大きな修理が必要な車でも出来るだけ高価買取をいたします。
代車がなかった時の対処法2選
上記では、代車が借りられない主なケースについて解説しました。
では実際に代車が借りられなかった場合、どのようにして対処すれば良いのでしょうか。
具体的な対処法としては、以下の2つが挙げられます。
- レンタカーやカーリースを利用する
- 代車の貸出可能な修理工場へ修理を依頼する
| 依頼先 | 費用目安 | 即日対応 | メリット | デメリット |
| レンタカー | 6,000円～/12h | 〇 | すぐ借りられる | 長期間だと高額 |
| カーリース | 1～5万円/月 | △ | 長期利用しやすい | 審査が必要 |
| 修理工場（代車あり） | 無料～1万円 | △（在庫次第） | 修理と代車が同時対応 | 依頼先変更が必要 |
レンタカーやカーリースを利用する
どうしてもお店の方で代車が用意できない場合は、点検や修理の期間中だけレンタカー・カーリースを利用するのも良いでしょう。
ちなみにカーリースとは、契約している間だけ自分で選択した車を月々定額で乗れるサービスのことです。
レンタカーの場合
レンタカーは、数時間〜数日程度使用する場合におすすめです。
「毎日何時間も乗るわけではないが、1週間に1回程度必要になる」といった方に向いています。
レンタカーを借りるのにかかる費用は、12時間あたり6,000〜15,000円程度です。
レンタカー会社の例としては、以下のようなサービスが挙げられます。
カーリースの場合
カーリースは、定期的に車を利用する方に向いています。
月額制のため、借りる期間が1ヶ月を超える場合におすすめです。
カーリースを利用するのにかかる費用は1ヶ月あたり1〜6万円程度で、車種によっても異なります。
車種ごとの料金は以下の通りです。
| 車種 | 月額の目安 |
| 軽自動車 | 1～3万円 |
| コンパクトカー | 約3万円 |
| ミニバン | 4～5万円 |
| SUV | 2～5万円 |
ディーラーで代車がない場合は、レンタカー会社を紹介してくれる場合もあります。
代車の貸出可能な店舗・修理工場へ修理を依頼する
現在のディーラーで代車がない場合は、代車を貸してくれる修理工場に依頼先を変えるのもおすすめです。
無料で貸してくれるところもあれば、有料（1日5,000〜1万円ほど）の場合もあります。
また、任意保険に加入していない場合は、1日1,000円程度の保険料が追加されるケースもあるので、事前に費用や条件を確認しておくと安心です。
なお、東京海上ダイレクトでは、車両保険の付帯有無にかかわらず、提携先の修理工場で修理を行うことで無料代車サービスを利用できます。
ディーラーの代車は無料で借りられる？
ディーラーにおける代車の貸出サービスは、あくまでもディーラーの好意によって成り立っているものです。
そこに明確な費用のルールはないため、場合によっては有料となるケースもあるでしょう。
無料で借りられるかどうかは、店舗によって異なります。
以下からは、無料で借りられるケースと有料になってしまうケースそれぞれについて解説します。
無料で借りられるケース
以下のような期間にディーラーから代車を借りる場合、無料となるケースがほとんどです。
- 車検を行う間
- 車の点検をしてもらう間
- 車を買い換える際の納車待ちの間
上記のケースで代車が無料となる理由は、貸出を行う期間があらかじめ決められているためです。
車検や点検、納車までにかかる期間は初めからある程度予測できるため、そのスケジュールに合わせて代車を確保してもらえます。
有料になるケース
代車を借りるのに費用がかかるのは、急遽ディーラーに車を預けねばならなくなった場合が多いです。
具体的には、突如車が故障したり事故にあったりしたケースが挙げられます。
事前に伝えていたわけではなく突然ディーラーを頼ることになった場合、ディーラーはあらかじめ代車を確保しておくことが難しくなります。
この場合、店舗に代車がなければ借りられません。
もし借りられるとすれば、ディーラーの方でレンタカーを借りてドライバーに貸してくれる形になる場合が多いです。
ディーラーがレンタカーを借りれば、レンタカー代はドライバーに請求されます。
また、ディーラーがレンタカーを借りるのではなく、レンタカー会社を紹介してくれるケースもあります。
当ケースで発生する費用は、1日あたり5,000円〜1万円程度です。
ちなみに任意保険の中には、「代車費用特約」という特約保険があります。
代車費用特約とは、修理のためにレンタカーを借りた際、その費用を補償してくれるものです。
代車費用特約の対象となる事故や故障であれば、代車費用を代わりに出してもらえるため、入っている保険については今一度チェックしてみましょう。
また、ディーラーを介して有料でレンタカーを借りる場合は、直接レンタカーサービスに自分で依頼した方がお得な場合もあるのでどちらがお得か？比較してみましょう。
代車を確実に借りるためにも申し込むタイミングには要注意
ディーラーで借りる代車が有料となるケースについてわかったところで、続いては代車を借りる際のタイミングについて見ていきましょう。
代車は、修理にかかる費用の見積もりを依頼する時に早く申し込むのがベストです。
さらに代車が有料であった場合、代車を借りるのにかかる費用も見積もりの中に含めてくれるため、後から金銭面でトラブルになるリスクも回避できるでしょう。
ギリギリで代車を申し込むと、車の空きがないという理由で貸してもらえない可能性が高まります。
確実に借りられるよう、早めの段階で代車の希望を伝えておくのがおすすめです。
代車を借りる上で知っておきたいこと
上記では、代車を確実に借りるために気をつけたいタイミングについて解説しました。
最後に、無事に借りられた後に気をつけたいポイントについても確認しましょう。
代車を借りる際は、返却期限を超えないように気をつけください。
期限を超えても借り続けていると、延滞料金がかかってしまいます。
期限をうっかり超えないよう、あらかじめいつまでに返す必要があるのかチェックしておきましょう。
やむを得ない理由で期限内に返せなくなった場合は、期限を超える前にディーラーに相談するのがベストです。
代車によっては、最初のガソリンの量が満タンではなかったり、初めから傷やへこみができていたりするケースもあります。
それを知らずに乗ってしまうと、ガソリン代で損をしたり、身に覚えのない傷でトラブルになったりするケースも。
乗る前に車の状態をチェックしておくのがおすすめです。
加えて、代車を返す時には借りた時と同じ状態になっていることを確認しましょう。
ガソリンは消費した分だけきっちりと入れて返し、傷やへこみが増えていないかもチェックします。
万が一傷やへこみができてしまった場合は、必ず借りている業者へ伝えましょう。
なお、借りている業者から補給すべきガソリンの量について指示があった場合は、それに従います。
そのほか、代車が加入している保険についてもチェックしておきましょう。
万が一代車で事故を起こした場合、修理費用を補償してもらえるかどうかは保険の内容によって変わります。
安心して運転できるよう、保険に入っているか・補償内容はどうなっているかも確認しておくことをおすすめします。
まとめ
車が故障しても、代車がない場合は慌てず対処することが大切です。
代車を借りる業者は、レンタカー・カーリース・修理工場など、状況に合わせて柔軟に選択しましょう。
また、修理費や代車代が高額になるときは、思い切って車の買い替えを検討するのも一つの方法です。
修理しても故障を繰り返すケースもあり、長期的には負担が増えることもあります。
もし車の手放しを検討する際は、事故車や故障車買取専門業者に相談してみるのも良いでしょう。
当社「タウ」では、故障車や事故車を専門に買い取っているため、大きく壊れた車や故障した車であっても高価買取が狙えます。
売却先でお悩みの際は、「タウ」にお気軽にお問合せ・ご相談くださいね。
小池 一敏
事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。
