
日本では最近、大型台風やゲリラ豪雨の影響で、道路の冠水、河川の氾濫による水害被害が多くみられます。テレビのニュースでも、車が流されたり、水没したりしている映像を目にしたことがあるでしょう。
愛車が一瞬にして水没してしまったとき、どうしたら良いのかわからず途方に暮れることも少なくありません。
「車通勤しているのに、明日からどうしたらいいのか」
「台風が過ぎた次の朝、車庫が浸水していて車が水没していた」
水没した車は乗れるのか?修理はいくらかかるのか?など、心配ごとは尽きません。
結論から言うと、費用をかけずに安心して水没車を処分するには、事故車買取業者へ相談するのが得策です。事故車買取業者なら水没車が高く売れる理由、水没車が海外でニーズがある背景についてご説明します。
日本では嫌われる水没車
日本では、“水没車”は残念ながら人気がなく需要がほとんどありません。中古車購入を検討するとき、わざわざ水没した車を選ぶでしょうか? きっと選ばない人が多いはずです。 水没車が日本で嫌われる理由はいくつかあります。
●「水没車」というイメージが良くない
●修理後も乗り続けることに不安がある
●臭いが気になる
その理由の中で、もっとも水没車が嫌われる理由は、「乗り続けることへのリスク」だと言えるでしょう。修理によってたとえ外観がキレイになったとしても、いつか故障してしまう不安のある車であれば、そのリスクを背負ってまで、水没車を購入したいとは思わないからです。
日本自動車査定協会(JAAI)が定める水没車の定義
「水没車」といっても、タイヤだけが水没した場合や完全に屋根まで水没した場合など、水没被害の程度はさまざまです。室内に水が入っていなくても水没車になるのか、それともエンジンが動けば水没車に該当しないのかなど、知識や判断基準がなければ判断することは難しいものです。
一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)によって、水没車の定義は次のように記されています。
「集中豪雨や洪水などにより、室内フロア以上に浸水したもの、または、その痕跡により商品価値の下落が見込まれるもの」
“室内フロア以上に浸水したもの”はわかりやすいですが、“痕跡により商品価値の下落が見込まれるもの”については、解釈が難しいため、以下のような症状が該当します。
1.通常の使用では発生しない箇所にサビ・腐食がある。
2.通常の使用では付着しない汚れ・シミがある。
3.ドロ又はカビの臭い
さらに、水没車の定義と同じように、JAAIでは商品価値加減点の基準が定められています。商品性に影響のある特別な理由や欠点等があり、適正な価格を算定するための正当な理由がある場合は、次の減点率を目安に特別な減点ができると記されています。減点率は次の3つに分かれています。
●冠水車(フロアまで)……減点率30%
●冠水車(クッション上部まで)……減点率40%
●冠水車(ダッシュパネル上部まで)……減点率50%
ただし、この減点率だけで査定額が決まるわけではないので注意しましょう。
水没車は売れるのか?
初めて愛車が水没してしまった人は、そもそも水没車は売れるのだろうかと不安に思うことでしょう。ここでは、水没車が売れるのかどうかについてご説明します。
結論から言うと、修理費用の見積もり額が予想以上に高ければ、水没車を売って乗り換えを検討すべきです。水没車を乗り続けることを選択した場合、当然ですが修理が必要となります。しかし、水没車の修理代は高額な費用がかかります。目に見える汚れやシミはもちろん、浸水したことによりエンジンや電気系統など目に見えない内部まで故障していることが多いからです。水没の程度によっては修理代が200万円以上かかることもあります。
また、一般的な中古車買取業者であれば、先にお伝えした水没車の減点率によって、査定価格は低くなります。さらに車の年式や走行距離が査定額に大きく影響しますから、いざ水没車を買い取ってもらおうと査定してもらっても、「え?たったこれだけ?」とガッカリするような買取金額を提示されることになりかねません。
車を売却する際、一般的な中古車買取業者やディーラーへ売却しようと考える方はとても多いのですが、水没車の価値は低いと判断されるため、思った価格で売却することができないのが現状です。そのような場合は、事故車や水没車を専門にしている買取業者へ査定をしてもらうことをおすすめします。
海外では需要が高い水没車
日本では人気がなく需要が低い水没車ですが、実は海外では人気があるため、ニーズが高いという事実があります。
海外では、かなり年季の入った日本車でも「性能が良いから」「耐久性が高いから」という理由で人気があります。日本では水没車を乗り続けるリスクなどを考えてしまうことが多いのですが、海外の国によっては生活の移動手段として使う車が、水没車であってもしっかり動くのであれば問題ないと捉える傾向があります。
日本で公道を走る際は、走行する車は日本の保安基準をクリアしなければいけません。しかし、国によって車の保安基準は当然異なり、その国の基準を満たしていれば良いのです。たとえ、日本では基準を満たさない水没車であっても、海外では問題ないため十分活躍できる可能性があります。
日本のルールを守るのは輸出するときまでであり、日本から輸入した車をどのように販売するのかは輸出先の国のルールで決まります。
また、車としての価値が低いとされた場合でも、車は多くの部品からできているため、輸入パーツとして海外で販売できます。日本では考えにくいことですが、国によっては日本のメーカーの部品を複数組み合わせた車が公道を走っていることもあります。日本メーカーの部品は耐久性が高く、品質が良いため非常に人気があるという背景があります。海外への流通ルートを持っている買取専門業者は、海外へ販売することを想定して各パーツを査定し、買取ができるという理由があります。
タウなら水没車でも高価買取OKです!
大切な愛車が水害被害に遭い、車の処分に困っている方は、ぜひ一度タウにご相談ください。
「修理代金が想像以上に高額だった」
「中古車買取業者に査定してもらっても数万円にしかならなかった」
という苦い経験をしたことがある方も、あきらめないでください。
タウは、水没車の買取実績が多いのが特徴です。例えば、プリウスは約1,000台、ノートは約850台の販売実績があります。数多くの車種を取り扱い、海外へ販売しています。また、水害被害に遭い、修理代金が200万円以上かかるとされた平成28年式のヴェルファイアを120万円で買取した実績もあります。
「査定依頼する前に、どれくらいの金額になるか知りたい」という方には、査定額の目安として水害車売却シミュレーターのご利用をおすすめしています。
タウのホームページにある水害車売却シミュレーターは、車両の基本的な情報を入力するだけのカンタン入力で査定額を提示します。こうした査定シミュレーターは、被害状況を判断することが一番難しいですが、水害の損傷情報をレベル別に表示してあるので、わずらわしさや難しさを感じることが一切ありません。水没レベルを1~6段階に分類しているので、シミュレーターの写真と実際に水没した車の損傷状況とを照らし合わせることで、詳細な査定結果を表示します。
水害車売却シミュレーターで査定してみる
※海水による水没の場合は、この水害車シミュレーターの査定価格と異なりますのでご注意ください。
タウの水害車買取の取り組みを、多くのニュースで取り上げていただきました。
・ガイアの夜明け(テレビ東京)
・ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)
・Nスタ(TBS)
・News23(TBS)
・Live News it!(フジテレビ)
・グッド!モーニング(テレビ朝日)
タウでは台風19号の被害にあった水害車両の引き取り対応を強化し、その驚きの買取額に注目が集まっています。
事故車買取専門のタウでは無料査定を行っています。24時間受け付けていますので、水没車でお困りの方はお気軽にご相談ください。