中古車を探しているとき、「この車、他より安いけど大丈夫かな?」と迷った経験はありませんか。
見た目はきれいなのに市場価格より極端に安い車は、事故や自然災害などで骨格を損傷している可能性があります。
こういった車を自動車業界では「事故車(修復歴車)」と呼びます。
事故車は走行性能や安全性が大きく低下するうえに故障のリスクが高いので、中古車としての価値が20〜50%ほど下がります。
事故車と気づかずに購入して後からまっすぐ走らない・異音がするといった不具合が起きると困りますよね。
本記事では、実践的な事故車の見分け方から中古車を購入する場合の注意点まで網羅的に解説しています。
- 車体の歪みやドア・トランクの閉まり具合を確認
- 塗装の色や艶の不自然さがないか確認
- 査定表や点検整備記録簿で修復歴の有無を確認
- 試乗で直進安定性や異音の有無を確認
中古車の購入を検討している方は、是非ご参考にしてください。

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。 ...続きを読む
事故車の見分け方4選
中古車を購入するときにまず意識すべきは、内外装部の「見た目で分かる違和感」に気付くことです。
冒頭でもお伝えした通り、自動車業界での「事故車」とは、車のフレーム(骨格)部分を損傷または修理・交換した車のことをいいます。
一方、事故にあったことがあるだけの車は「事故歴あり」と区分され、骨格が無傷であれば「事故車(修復歴車)」には該当しません。
つまり、事故車かどうかを判断するには、外観や動作のわずかな違和感を見逃さないことが大切です。
中古車販売店で短時間でも確認できる代表的なチェックポイントは次の4つです。
これらは、専門知識がなくても気付ける事故車のサインになります。
なお、事故車の定義やデメリットに関しては、下記の記事で詳しく解説しております。合わせてご覧ください。


正面からの車体の左右対称を確認
事故車の見分け方として、まず車の正面から全体のバランスを見ましょう。
車は左右対称に設計されているため、車体の傾きや部品同士の隙間のズレが目立つ場合は、過去に骨格や足回りを損傷している可能性があります。
確認のときは、車から2〜3mほど離れて見たい箇所を真正面から見るのがコツです。
腰を軽く落として目線を水平に合わせると、ライトの高さやパネルの隙間、バンパーの出っ張りにおいて左右差があるか分かりやすくなります。
さらに、スマートフォンのカメラにあるグリッド線(水平線)機能を使えば、左右の高さや角度をより正確に比較できます。
また、駐車場で同じ車種や似たサイズの車が隣に止まっている場合は、離れたところから見比べると、傾きやズレがさらに分かりやすくなります。
以下のようなポイントを意識して確認してみてください。
チェック箇所 | 見方 | 判断基準 |
車高の左右差 | タイヤ上部とフェンダーの隙間に指を当てて左右で比べる | 指1本以上の差がある |
---|---|---|
部品同士の隙間 | ボンネットとフェンダーの隙間を前から後ろまで指でなぞる | 広さが途中で変わる/左右で不均一 |
ヘッドライトやグリル | スマホのグリッド線で高さや水平を比べる | 片方が上がっている/光軸がずれている |
バンパーの出っ張り | タイヤ外側を基準に、左右で端の位置を比べる | 片方だけ出っ張る/引っ込む |
チェックを一通り行ったら、全体の印象をもう一度確認してください。
部分的にズレがなくても、全体として左右のバランスが崩れていれば事故の影響が残っている可能性があります。
ただし、経年劣化やメーカーごとの設計差でわずかな違いが出ることはあります。
そのため、「左右どちらかが明らかにずれている」「片方だけ大きく隙間が広い」といった大きな違和感があるかどうかを判断基準にするとよいでしょう。
特にフロントまわりは追突や衝突で損傷しやすく、修復歴が付くことも多い箇所です。
少しの歪みでも安全性や走行性能に影響する場合があるため、丁寧に確認することが大切です。
ドアやトランクの閉まり具合を確認
事故車を見分けるうえで、ドアやトランクの開閉チェックは誰でも簡単にできる有効な方法です。
フレーム(骨格)やヒンジの取り付け部に歪みがあると、わずかな位置ずれが生じ、閉まり方や収まり方に違和感が現れます。
確認するときは、力を入れず片手で自然に開閉してみてください。
「ドアが軽く閉まらない」「トランクが片側だけ浮く」「閉めたときに段差ができる」などは、修復や調整ミスの可能性があります。
下記の表を参考に、具体的なチェックポイントを押さえておきましょう。
チェック箇所 | 見方 | 判断基準 |
ドアの開閉 | 片手で軽く開け閉めする | 引っかかる・途中で止まる・閉まりが重い |
---|---|---|
閉まり具合 | ドアを閉めた状態で隙間を目視確認 | 段差がある/左右で隙間が均一でない |
トランクの動き | 軽く持ち上げてから閉める | 勢いをつけないと閉まらない/片側だけ浮く |
開閉音 | 静かな場所でドアを閉める音を聞く | 音が鈍い・左右で音が違う |
特に、閉めたときに車体とドアの面が揃わない場合は、骨格やヒンジ部が修理された跡である可能性が高いです。
また、開閉音が「バタン」ではなく「ボコッ」と鈍く響く場合は、ドア内部の補修や調整ミスが影響していることもあります。
ただし、ゴムパッキンの劣化や車種ごとの構造差でも多少の違いは出るため、「片側だけ極端にずれている」「複数のドアで同じ不具合がある」といった明確な異常を重視しましょう。
ドアやトランクの開閉は日常的に使う部分でもあるため、購入前に必ず確認しておくことが安心につながります。
板金塗装による車体の色や艶の違いを確認
事故で骨格を損傷した場合、板金や部品交換後に再塗装するケースが多いです。
再塗装した箇所は、新車時からの塗装に比べて塗料の厚みや光沢、光の反射がわずかに異なります。
そのため、ボディ部分の広範囲や複数箇所に色ムラがある場合は注意が必要です。
以下のポイントを意識して見比べてみましょう。
チェック箇所 | 見方 | 判断基準 |
色の統一感 | ボンネットとドア、フェンダーを他のボディ部分と並べて見る | 一部分だけ色味が濃い/薄い |
---|---|---|
光沢や艶 | 日光や蛍光灯の下で斜めから観察 | 一部だけ艶が強い/くすんでいる |
塗膜の質感 | 指でそっと表面をなぞる | 他の部分と比べて凹凸がある |
隙間部分 | パネルのつなぎ目を近くで見る | マスキング跡や塗装の境目が不自然 |
一見するときれいに仕上がっていても、屋外の自然光のもとで斜めの角度から確認すると隣接する部位に比べて光の反射や質感が違うことが分かります。
特に午前中や夕方など、斜めに光が差す時間帯に観察すると、色ムラや艶の不自然さが分かりやすくなります。
なお、長年乗られた車は日焼けや洗車キズによる自然な色あせがあります。
一部分だけ新しく見える、艶が異常に強いといった場合は事故車の疑いがありますが、全体が均一に薄れている場合は経年劣化の可能性が高いです。
わずかな色の違いや艶のムラは、写真やネットの画像では判別しにくい部分ですので、購入前には必ず実車を確認することが大切です。
車内のにおいや汚れを確認
事故車は外装を丁寧に修理しても、車内には事故の痕跡が残っている場合があります。
とくに見落としやすいポイントは、「におい」と「内装の統一感の違い」です。
例えば、エアバッグは火薬の力で瞬間的に膨張する仕組みのため、作動後には焦げたような独特なにおいが残る場合があります。
車内のにおいや汚れを確認する場合は、以下の点を抑えておくと安心です。
チェック箇所 | 見方 | 判断基準 |
エアバッグ周辺 | 運転席・助手席の前やステアリング付近のにおいを嗅ぐ | ガスや薬品のようなにおいが残っている |
---|---|---|
シートや内装 | 座席やフロアマットを観察 | 汚れの付着や一部分だけ新しく張り替えられている箇所がある |
室内全体 | ドアを閉め切って数分座り、空気を感じる | 不自然なにおいがする |
清掃の痕跡 | 内装の一部だけ極端にきれい | 特定部分だけ不自然に新しい状態になっている |
確認の時は、ドアを閉め切って数分間車内に座り、空気のにおいを感じ取るのがポイントです。
また、不自然に強い香りがする車は香料や消臭剤でごまかされている可能性があります。
中古車販売前には通常クリーニングや補修が行われますが、完全に除去しきれないにおいや補修跡が残っていることもあります。
以上のことから、販売価格が相場より極端に安い車は試乗時に、査定表と併せて車内のにおいや内装の統一感を確認することをおすすめします。
中古車購入時に事故車を避ける2つの方法
事故車は外観だけでは見分けられない場合があるので、中古車購入時には車の状態が記載された書類も合わせて確認することが大切です。
具体的な事故車の見分け方としては、以下2つの方法があります。
事故車は売買時に修復歴の有無を告知する義務があるため、事故車かどうか自体は査定表などで確認することができます。
中古車の購入を検討されている方は、是非ご参考にしてください。
査定表や点検整備記録簿を確認
中古車購入時に事故車を見分ける方法として最も信頼できるのは、査定表や点検整備記録簿など車の状態がわかる書類の確認です。
事故車(修復歴車)は、走行性能が著しく低下するうえに安全性も損なわれるため、売買時には告知義務があります。
事故車の場合、査定表など車の状態を記載する証明書には、「R」もしくは「0」といった記号が必ず記載されます。
記録簿では、過去に行われた整備や部品交換の履歴を確認できるので、フレーム部分の交換記録があった場合は、事故車に該当します。
下記の表は、日本自動車査定協会と他2団体が公開する基準をまとめたものです。(一部抜粋)
評価点 | 走行距離 | 内装評価 | 備考 | ||||
S | 1万km以内 | A | 1年以内・ほぼ無傷(新古車) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 3万km以内 | A | 2年以内・無傷に近い状態 | ||||
5 | 5万km以内 | A | 細かい傷やへこみによる軽微な補修が必要 | ||||
4.5 | 10万km以内 | B | 傷やへこみによる軽~中程度の補修が必要 | ||||
R | 問わず | 問わず | 骨格修復歴あり(事故車) |
目安として、総合評価が「S」や「5点以上」であれば無事故車の可能性が高いです。
ただし、数字が高くても修理や交換がまったくないわけではないため、書類情報だけで判断せず、実際に自分の目で外装部や内装部を確認することが大切です。
査定表が掲載されていない車や、点検整備記録簿が存在しない車に関しては、内部部品に問題が生じている可能性があるため、販売員に査定表を見せてもらえるか尋ねてみましょう。
信頼できる販売店は必ずこれらの車体情報を開示するので、提示を渋る業者からの購入は購入後のトラブル回避のために避けたほうが無難です。
特に初心者の方は、第三者機関が発行する車両状態証明書付きの中古車を選ぶと安心でしょう。
なお、車両状態証明書に関しては「中古車の購入前に販売店で確認しておくこと」で解説いたします。
中古車情報サイトで詳細検索
中古車情報をインターネットで検索する場合、大手サイトが提供する検索フィルターを活用することで、事故車を購入するリスクを避けやすくなります。
ただし、骨格以外の修理や交換歴には告知義務がなく、すべてを検索条件で排除できるわけではありません。
そのため、複数の絞り込み機能を組み合わせて判断することが大切です。
以下は主要サイトの検索機能を比較したものです。(内容は参考例であり、最新の仕様は各サイトでご確認ください)
カーセンサー | 価格.com | ガリバー | ネクステージ | goo.net | |
修復歴なし | あり | あり | なし | 仕入れ段階で弾く | あり※₁ |
---|---|---|---|---|---|
車両評価書 | あり | あり | なし※₂ | あり | あり |
保証サービス | あり | なし※₂ | なし※₃ | なし※₃ | あり |
360°画像 | あり | あり | なし | あり | あり |
メーカ―系販売店 | あり | なし | なし | あり | あり |
ワンオーナー | あり | あり | あり | あり | あり |
展示・試乗車 | あり | あり | なし | あり | あり |
定期点検記録簿 | あり | あり | あり | あり | あり |
※₁損傷段階ごとに選択可能
※₂各詳細ページには記載あり
※₃保証サービス自体はあるが絞り込み機能はなし
事故車の購入を避けるためには、以下の4つの絞り込み条件を優先して使うと安心感が高まります。
【事故歴がない車を絞り込む時の要素】
- 「修復歴なし」と「車両評価書あり」の項目
修復歴ありの車だからといって事故したことがある車とは断定できませんが、安全面に問題があるので基本的には避けるほうがよいでしょう。
「車両評価証」は第三者機関による検査結果を記載したもので、車の状態を把握するためには欠かせません。
また、プロの査定士による鑑定結果を確認できる機能なども活用するとよいでしょう。 - 点検整備記録簿の項目
「点検整備記録簿」には過去の修理や部品交換の履歴が全て記載されています。
車の走行性能や安全性に問題がないかの判断材料になります。 - 展示車両や試乗車の項目
展示車両や試乗車などはメーカーや販売店がモデルチェンジや在庫整理のために中古車として出すケースが多いです。
高年式や低走行距離といった状態が良い「掘り出し物」に出会える可能性があります。 - メーカー系販売店の項目
メーカー系列の販売店による出品車の場合、メーカー基準の点検整備を経て販売されるため信頼性が高いです。
また、保証期間が長めに設定されていることも多く、購入後のトラブルリスクが低いという特徴もあります。
ただし、条件を厳しく絞ると表示件数が激減したり価格が高くなったりすることがあります。
また、ネット掲載の情報や写真だけでは小さな補修跡やにおい、内部の状態までは分かりにくいものです。
最終判断は販売店で実車を確認してから行うようにしましょう。
状態が良い中古車を購入したい人は、日本自動車査定協会など第三者機関が発行する車両検査証明書や車両検査証明書付きの中古車がおすすめです。
これらの証明書は、販売元ではなく第三者機関による厳しい審査を突破した品質が良い車に与えられ、その車の状態が一目で分かるので、非常におすすめです。
車内外にあるキズや凹みを確認するだけでなく、補修跡や修復歴の有無も的確に判断します。
試乗時に注意すべき事故車の症状
事故車を見極めるには、外観や書類だけでなく実際に試乗することが欠かせません。
骨格や足回りに損傷がある場合、走行中の挙動に必ず違和感が現れます。
数分の試乗でも十分に判断材料が得られるので、購入前には必ずお願いしましょう。
以下は試乗時に注目すべき代表的なポイントです。
チェック箇所 | 見方 | 判断基準 |
直進安定性 | 平坦な直線道路で軽くハンドルを持ち直進する | 勝手に左右へ流れる/ハンドルが取られる |
---|---|---|
ステアリング操作 | ハンドルを切ったり戻したりして感触を確認 | 不自然に重い/戻りが鈍い/左右で感触が違う |
走行時の音 | 加速・減速・段差通過時に耳を澄ます | ゴトゴト音・キシミ音・金属音など不自然な音 |
ブレーキ時の挙動 | ブレーキをかけながら車体の動きを確認 | 車体がガタつく/ペダルが振動する |
こうした症状は、フレームの歪みやアライメント不良、修理時の取り付け不良などが原因で生じることがあります。
ポイントは「普段の運転で当たり前と思っている感覚」を意識的に観察することです。
少しでも「おかしい」と感じたら、購入を見送るか、必ず販売店に詳細な説明を求めましょう。
中古車の購入前に販売店で確認しておくこと
中古車を安心して購入するためには、外観チェックや試乗に加えて販売店に対して具体的な確認を行うことが欠かせません。
購入後に「聞いていなかった」と後悔しないために、最低限以下の3つを押さえておきましょう。
チェック項目 | 内容 | ポイント |
査定表の提示 | 車両の総合評価や修復歴の有無が明記される書類 | 「R」や「0」と記載があれば修復歴あり。提示を渋る販売店は要注意 |
---|---|---|
保証内容の確認 | 故障時にどの範囲まで修理や交換を無償対応してもらえるか | 保証が短すぎる車はリスクが高い。年式・走行距離に応じた内容を確認 |
車両状態証明書の確認 | 日本自動車査定協会(JAAI)など第三者機関が発行する検査証 | 外装・内装・修復歴を客観的に評価。信頼性が高く、初心者に特におすすめ |
これらを確認することで、販売店の信頼性や車両の状態を客観的に判断できます。
まず必ず依頼したいのが査定表の提示です。
「査定表や点検整備記録簿を確認」の章でお伝えした通り、査定表には修復歴の有無や車の状態が専門家の目線で明記されているので、事故車の疑いがある車の購入を避ける判断材料になります。
次に、車の保証内容を確認しましょう。
中古車は年式や走行距離によって故障リスクが大きく異なります。
保証が短すぎる場合、購入直後に修理費がかさむ可能性があるため、事前にしっかり確認してください。
最後に注目したいのが第三者機関による車両状態証明書です。
日本自動車査定協会(JAAI)などの第三者機関が発行する証明書は、販売店とは独立した立場で車両を検査し、修復歴の有無や外装・内装の状態を詳細に記載しています。
車両状態証明書 | 車両検査証明書 | ||
![]() (参考:車両状態証明書事業) |
![]() (参考:車両検査証明書とは|トヨタ) |
||
※1⃣項目ごとの評価,2⃣総合評価点,3⃣修復歴の有無,4⃣見取り図
証明書付きの車は、一般的な中古車と比べて高く販売価格が設定されていますが、中古車を購入した経験がない人や中古車トラブルを避けたい人には非常におすすめです。
事故車と知らずに購入した場合の対応
中古車を購入したあとで「実は修復歴車だった」と判明した場合でも、必ずしも泣き寝入りする必要はありません。
事故車は車の安全性に大きな影響を及ぼすため、売買時には修復歴の告知が義務付けられています。
そのため、販売店が説明や記載を怠っていた場合は、消費者契約法の「不実告知」に基づき、契約を取り消せる可能性があります。
これは「重要な情報を事実と異なる形で伝えられた」と認められると、購入者に有利な判断が下される仕組みです。
ただし、取り消しを主張できるのは契約から5年以内、かつ事実を知ってから1年以内と定められています。
期限を過ぎてしまうと請求できなくなるため、早めの行動が重要です。
なお、ドアやフェンダー、ヘッドライトなど骨格以外の部品は修復歴に含まれないため、これらの部品の修理・交換痕があったとしても契約取り消しの対象にはなりません。
修復歴がつく部位かどうかの基準は、下記の記事で分かりやすく解説しています。合わせてご確認ください。

購入後に不審点があれば、まず販売店に説明を求め、それでも納得できない場合は消費生活センターや弁護士に相談すると安心です。
法的な専門家に確認することで、無駄なトラブルを避けられます。
まとめ
本記事では、事故車の見分け方について解説しました。
事故車は新車に比べて性能が落ちやすく、損傷箇所や使用状況によってリスクも大きく変わります。
購入前に正しい知識を持つことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
本記事の要点を整理すると以下の通りです。
- 事故車は「骨格を修復した車」であり、事故歴や修理歴とは区別
- 見た目の違和感(歪み、隙間、塗装のムラなど)は事故車を見抜く手がかり
- 査定表・記録簿・中古車情報サイトを活用して事故車を避ける
- 試乗や販売店への確認を通じて、不自然な挙動や説明不足を見逃さない
中古車は外装だけでなく下回りや内部の劣化が進んでいるケースもあるため、必ず試乗して状態を確かめることをおすすめします。
もしお手元の車を手放そうと考えている場合は、「事故車買取のタウ」にご相談ください。
弊社では、世界120カ国以上に販路を所持しており、事故歴や修復歴がある車でも高価買取の可能性があります。
お気軽にお電話またはWEBフォームからお問い合わせください。

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。