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車のエンジン修理はいくらかかる?費用相場と期間・買い替え判断のポイントを解説

車のエンジンから異音がしたり、加速が鈍いなど「エンジンの調子がいつもと違う」と感じたとき、多くの人が

「エンジンに不調が出たら修理しないといけないの?」
「エンジン修理にかかる費用や期間はどのくらい?」
「修理費用が高すぎる場合、売却したほうが得なの?」

といった不安や疑問を抱くのではないでしょうか。

結論から言うと、エンジンの不調を放置すると重大な故障につながるため、修理が必要になるケースがほとんどです。

ただし修理費用は症状によって大きく変わり、数万円で済むこともあれば、エンジン交換(載せ替え)で100万円以上かかる場合もあります。

エンジンの修理費用が高額になる場合、「修理して乗り続けるか」「売却して新しい車に乗り換えるか」という判断が重要です。

ここでは、エンジン修理の費用相場や修理期間の目安、修理と売却の比較ポイント、費用を抑える方法までわかりやすく解説します。

この記事を読むことで「修理すべきか、売却すべきか」を冷静に判断でき、エンジンの症状に合った最適な選択ができるようになります。

小池 一敏

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。 ...続きを読む

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目次

聞きなれない音や匂いは要注意!エンジン不調のサイン

エンジンは突然故障するのではなく、何かしらの前兆が見られるケースがほとんどです。

どのような前兆があるのかを知っておくことで、エンジントラブルを早期に発見できる可能性が高まります。

エンジントラブルの前兆として特に注目すべきなのは、聞き取れない音や嗅ぎ慣れない匂いです。

具体的には、以下の4つのような音・匂いに注目しましょう。

  • エンジンから燃えるような匂いがする
  • エンジンから異音がする
  • マフラーから白煙が出る
  • 加速が鈍くなった・パワーが落ちた

エンジンから燃えるような匂いがする

走行中に何かが燃えているような匂いがしたら、エンジンオイルが燃えていたり、エンジンが破損していたりする可能性があります。

放置すると部品が焼き付いてエンジン自体が故障する危険もあり、修理費用は数万円から数十万円とより高額になります。

そのためエンジンの匂いに気づいたら、すぐに点検・修理を依頼をしましょう。

エンジンから異音がする

エンジンの「カタカタ」「キュルキュル」といった異音は、タイミングベルトやベアリング、ピストンなどの摩耗が原因となることが多いです。

軽度の修理なら部品交換で数万円程度ですが、症状が進行するとエンジン交換が必要になるケースもあります。

早期発見することで、修理費用を安く抑えられる可能性があります。

マフラーから白煙が出る

走行中に白煙が出るのは、オイルが燃焼室に入り込んでいる可能性があります。

オイル漏れやガスケットの劣化が原因で、放置するとエンジン焼き付きにつながります。

修理費用は5万円〜30万円以上に及ぶこともあるため、白煙が見えたらすぐに整備工場に行きましょう。

加速が鈍くなった・パワーが落ちた   

アクセルを踏んでも加速が弱い場合、燃料系統や点火系統のトラブルが考えられます。

軽度ならプラグ交換で1万円以内、重度なら燃料ポンプなどの修理で10万円を超えることもあります。

加速が鈍くなった・パワーが落ちたと感じたら、走行に支障をきたす前に早めに点検しましょう。

車のエンジンが故障してしまう原因

結論から言うと、エンジンが故障する代表的な原因は下記の2つです。

  • 冷却装置・ラジエーターの不具合
  • オイル漏れ・不足・劣化

どちらの原因も放置するとエンジンが焼き付いたり、最悪の場合は走行不能になる恐れがあります。

特にラジエーターやオイルは消耗品でもあるため、定期的な点検や交換を怠るとトラブルが発生しやすくなります。

ここでは、それぞれの症状の特徴・修理費用・修理にかかる時間を具体的に見ていきましょう。

冷却装置・ラジエータ不具合

エンジンの冷却を担うラジエーターが故障すると、オーバーヒートを引き起こし、深刻なエンジントラブルにつながります。

冷却装置・ラジエーターの故障は、特に長時間の走行や夏場に多く見られる症状です。

症状の特徴
  • アクセルを踏んだ時に聞きなれない音が鳴る
  • エンジンの回転数が不安定になる
  • 水温計がHまたはCに振れる
修理費用相場 30,000円~80,000円程度
修理期間 2~3日程度(部品による)

オーバーヒート状態で走行を続けると、エンジン本体が焼き付いて修理不能になる恐れがあります。

そのため、エンジンに異常を感じたらまず安全な場所に停車し、エンジンを停止してください。

そのうえで、ラジエーター内の冷却水(クーラント)の量を確認しましょう。

もし、冷却水が溢れた跡がある場合はキャップの不具合水漏れがある場合はラジエーター本体の破損が疑われます。

オイル漏れ・不足・劣化

ラジエーターに問題がなければ、次に疑うべきはオイル漏れです。

エンジンオイルは潤滑・冷却・清浄といった重要な役割を担っており、漏れや劣化はエンジン損傷の大きな原因になります。

▼オイル漏れ

症状の特徴 エンジンルームの真下に液体が漏れ出ている

漏れた液体が焦げたような強い臭いがある

漏れた液体が濁った黒色か茶色をしている

修理費用相場 2,000円~6,000円程度
修理期間 数時間~3日程度

オイル漏れは、パッキンやガスケットの劣化、ボルトの緩み、部品の腐食などが原因です。
放置すると部品同士が直接擦れ合い、焼き付きや最悪のエンジン破損につながります。

ただし、漏れている液体が必ずしもオイルとは限りません。

下記の液体の特徴を見て、漏れている液体は何か判断してみてください。

▼車から液体が漏れているときのチェック表

液体の特徴 原因 対応方法
透明・無臭 エアコンからの結露水 対応不要
赤や緑色 冷却水漏れ 修理工場で修理する
ガソリン臭がある液体 燃料漏れ エンジンを停止させ、ロードサービスへ連絡

ガソリン臭がある場合は燃料漏れの可能性が高いです。
発火する可能性があるため、直ちに修理業者やロードサービスに連絡してください。

エンジンの異常に気づいたら早めの点検・修理を依頼しましょう。

エンジンの故障は基本的に修理工場へ

エンジンが故障した場合、まずは修理工場へ行くようにしてください。

エンジンは、車が走る上で特に重要なパーツのひとつです。
しっかりと修理を行わなければ、重大な事故を引き起こす可能性があります。

エンジンの故障は運転手自身で一時的に対処できるケースもありますが、応急処置だけで済ませるとさらなる事故につながるリスクもあります。

エンジンが故障した際は、できるだけすぐに修理工場に依頼するようにしましょう。

エンジン修理・交換の内容と費用相場

エンジンの修理内容と費用相場は下記の通りです。

  • 軽微な修理:1万円~
  • 部品交換:3万円~15万円
  • エンジンの交換(載せ替え):50万円~100万円以上

それぞれ詳しく説明します。

軽微な修理:1万円~

エンジンの不調が軽度であれば、点火プラグの交換やファンベルトの調整・交換といった簡単な修理で対応できます。

これらは短時間で作業が完了し、費用も5,000円~1万円前後と比較的安価です。

ちょっとした不具合であれば、このレベルの修理で十分に走行性能を取り戻せるケースも多いでしょう。

部品の交換:3万円~15万円

もう少し大掛かりなエンジン修理になると、タイミングベルトやガスケット類などの部品交換が必要になります。

これらはエンジン内部の重要な役割を担っているため、部品代や工賃が高くなりやすく、費用は3万〜15万円程度が相場です。

しかし年式が古い車では、タイミングベルトやガスケットなどを交換しても、同じく劣化している周辺部品が次々に故障するケースがあります。

エンジン内部のゴムや樹脂パーツは10年以上経過すると一斉に劣化してくるため、連鎖的なトラブルが起きやすいのです。

その結果、修理費用が想定以上にかさみ、最終的に「修理せず買い替えた方が安かった」という状況になることも少なくありません。

エンジンの交換(載せ替え):50万円~100万円以上

最も高額になるのが、エンジン全体を交換する「載せ替え」です。

中古部品を再生したリビルトエンジンを使用すれば40万〜70万円程度で済みますが、新品のエンジンに交換する場合は80万円以上、場合によっては100万円を超えることもあります。

エンジンの交換費用が車の査定額を大きく上回った場合、修理するより売却をおすすめします。

「修理するか、売却するか迷っている…」
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車のエンジン修理にかかる期間

エンジン修理内容によって期間は大きく異なり、即日で終わるものから1カ月以上かかるケースまであります。

エンジン修理にかかる期間は大きく分けて、下記の3つです。

  • 軽微な修理は即日~数日
  • 部品交換は1週間~2週間
  • エンジンの交換は数週間~1カ月

それぞれ詳しく説明します。

軽微な修理は即日~数日

軽度の修理であれば、部品の在庫があれば即日で完了することも多いです。

作業自体も数時間で終わるため、車を長期間預ける必要はありません。

ただし、混雑している修理工場や部品取り寄せが必要な場合は数日かかることもあります。

部品交換は1~2週間

タイミングベルトやガスケットなど、エンジン内部の主要部品を交換する場合は、作業工程が多くなるため1週間前後はかかるのが一般的です。

特に輸入車や年式の古い車では、部品の在庫が少なく取り寄せに時間がかかることもあり、その場合は2週間以上になることもあります。

修理を依頼する際は、部品の在庫状況もあわせて確認しておくと安心です。

エンジンの交換は数週間~1カ月

エンジンそのものを載せ替える交換作業は、最も時間がかかる修理です。

リビルトエンジンや中古エンジンの在庫があれば比較的早く進みますが、それでも2〜3週間程度はかかるのが一般的です。

新品エンジンを取り寄せる場合や、修理工場が混み合っている場合は1カ月以上になることも珍しくありません。

エンジンを交換する場合は長期間車を預けることになるため、代車やレンタカーを手配しておくと安心です。

エンジンの修理費用を抑える方法3選

エンジンの修理費用を抑える方法は下記の3つです。

  • 中古品・リビルトパーツを使う
  • 複数業者で見積もりを比較する
  • 保証者保険の適用を確認する

高額になりがちなエンジン修理ですが、工夫次第で修理費用を抑えることができます。

3つのポイントを押さえて、エンジン修理の費用を抑えましょう。

中古部品・リビルトパーツを使う

新品部品を使うと修理費が高額になりやすいため、中古部品やリビルトパーツの活用がおすすめです。

中古部品は解体車などから取り外された部品で、価格が安いのが魅力ですが、品質にばらつきがある点には注意が必要です。

一方、リビルトパーツは使用済みの部品を分解・洗浄・部品交換して再組み立てした再生品で、メーカーや業者によっては保証が付いている場合もあります。

中古部品に比べると安心して利用でき、費用は新品の3〜5割ほど安くなるのが一般的です。

特にエンジンやトランスミッションといった高額部品を交換する場合には、リビルト品を選ぶことでより出費を抑えることができます。

複数業者で見積もり比較をする

エンジン修理の費用は、依頼する業者によって大きく差が出ることがあります。

ディーラーは純正部品の使用や手厚い保証がある分、町工場や専門修理工場に比べて高額になりやすい傾向があります。

一方で町工場や専門業者は柔軟に対応できるため、同じ修理内容でも費用を抑えられるケースがあります。

そのため、必ず複数業者から相見積もりを取り、費用だけでなく修理内容や保証内容を比較することが大切です。

最近では、ネットを利用して一括で見積もり依頼できるサービスもあるため、効率的に比較検討が可能です。

保証や保険の適用を確認する

エンジン修理の費用を自己負担する前に、まずは保証や保険の対象になるかを確認することが大切です。

メーカー保証や延長保証が残っていれば、エンジンの不具合が無償で修理できる場合があります。

また、自動車保険の車両保険が適用される場合もあり、修理費用の負担を大きく軽減できる可能性があります。

保険内容を事前に確認しておくことで、予期せぬ高額な出費を抑えることができます。

一度加入している自動車保険について確認することをおすすめします。

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車の修理か買い替えかの判断基準

ここでは修理と買い替えの判断基準を2つ紹介します。

  • 修理費用が車両の価値を上回るかどうか
  • 年式・走行距離による判断ポイント

エンジン修理は高額になりがちで、場合によっては車両価格以上の出費になることもあります。

修理か買い替えかの判断基準に沿って、愛車の状態にあった選択をしてみましょう。

そんなときに気になるのが、「エンジンが故障していても本当に売れるのか?」という点。

当社タウでは多くの故障車を買取した実績があります。
まずはその一例をご覧ください。

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修理費用が車の価値を上回るかどうか

車の査定額と修理費用を比べて、修理にかける金額が車の価値を大きく上回る場合は、修理せず売却した方がお得です。

たとえば、査定額が10万円の車に50万円の修理費をかけても、修理後の車の価値はほとんど変わらず、修理したからと言って車の価値が戻るわけではありません。

そのため、修理にかかるお金と、車の価値をしっかり比較して判断することが重要です。

年式・走行距離による判断ポイント

車の寿命の目安として、年式や走行距離は重要です。

一般的に、10年以上経過している車や走行距離が10万kmを超えている車は、今後も修理費がかさむ可能性が高く、修理より売却の方がお得なケースも少なくありません。

一方で、比較的新しい車や走行距離が少ない車であれば、修理をして乗り続ける方が経済的にお得な場合が多いです。

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まとめ

車のエンジンに異音や加速の鈍さ、白煙、焦げ臭い匂いなどの異常を感じたら、早めの点検・修理が大切です。

放置するとエンジンが焼き付いたり、重大な故障につながったりして、修理費用も大きく膨らむ可能性があります。

修理か買い替えかを判断する際は、次の3つのポイントを押さえましょう。

修理費用が車の価値を上回るかどうか
車の年式・走行距離
修理せず売却した場合の価値

特に修理費が高額になる場合は、故障車専門の買取業者に売却することで、手間や費用を抑えながら車を手放すことができます。

エンジンの修理に迷ったら、まずは修理費用の見積もりや車の買取価格を確認してみましょう。

当社「タウ」なら、故障車でも無料で査定ができ、最短20秒で結果を確認できます。
修理か売却かを冷静に判断するための第一歩として、ぜひ一度タウにご相談ください。

小池 一敏

事故車買取に携わって20年以上の経験を持ち、損害車や故障車に関する知識が豊富。 幼少期からの車好きが高じて、中古車販売店や大手カー用品店、ガソリンスタンドなどに従事し、 車の知見も深い。その経験を活かし、お得な売却術や修理・乗り換え方法など車に関する幅広いコラムの監修をしている。

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